1/72 VALOM Bristol Buckingham C.Mk.Ⅰ RAF
完成です
1/72 VALOM Bristol Buckingham C.Mk.Ⅰ RAF
完成です
1/72 VALOM Bristol Buckingham C.Mk.Ⅰ RAF
尾輪、プロペラを取り付けます
プロペラは、タミヤアクリルのブラックを塗って光沢クリアーでコートした上に、エナメルのスミ入れ塗料のブラックを試しに塗ってみたところ、なんとなく煤けたような埃っぽい感じになってくれました
高速輸送機型ということで、部隊配備されなかったのでしょうか、RAF特有のコードレターがありません
主脚格納部の扉、尾輪の扉を取り付けます
今となっては手を入れるつもりはありませんが、厚みが気になります
アンテナ線は、操縦席後方のアンテナ柱から両方の垂直尾翼へ張ります
今回も使ったのは、ファインリギング 0.082mmです
支柱は真鍮棒なのでかなりテンションをかけても大丈夫ですが、あまりかけすぎても外れやすく、切れやすくなるのでほどほどにしておきます
これでほぼ全てのパーツの取付と塗装が終了、あとは全体に艶消しクリアーでコートして、マスキングテープを剥がせば完成となります
1/72 VALOM Bristol Buckingham C.Mk.Ⅰ RAF
迷彩塗装終了、はみ出しや塗り残しのタッチアップを行います
下面のマスキングテープを剥がした際にやはり持っていかれたところがあります
今回ファレホではなく、VICカラーを使ったので安心していましたが、食いつきが良くなかったのでしょうか、所々剥がれてしまっています
これだけ剥がれていると目立ちます
今回サフを吹かなかったのと、下地に入れたパネルラインプリシェイドのブラックとホワイトがファレホだったのが原因でしょうか、VICカラーでここまで見事に剥がれたのは初めてかもしれません
タッチアップを終えて、光沢クリアーでコートします
下面も同様に
スミ入れです
上面はAKインタラクティブのAK2071 Paneliner for Brown and Green、下面はタミヤスミ入れ塗料のダークグレーを使いました
拭き取りはWhite Spiltです
AKインタラクティブのPanelinerが濃かったのと、スジボリが結構深かったためスミ入れの拭き取りだけで良い感じに汚れてくれました
ウェザリングが終わったところで、主脚を取り付けます
インストを見ても反対方向からしか描いておらず、長い支柱をどこに取り付ければいいのか全く分かりません
他のブログの作例を見ると、どうも格納部の外側に真っすぐについているようです
1枚だけこの角度で撮った写真があり、向きはわかりましたが主脚柱への取付位置が不明、なんとか想像でこの辺だろう、という位置に固定しています
ネットで調べても脚廻りの細部がわかるような写真もなく、当然この部分の図面などもありません、時間だけがかかりましたが結局正解が判らず、これで妥協することにします
1/72 VALOM Bristol Buckingham C.Mk.Ⅰ RAF
下面のマスキングを行います
曲線部から細いテープで縁取りをしていきます
胴体下面の塗り分け、エンジンカウル下面の塗り分けが全くわかりません
海外のモデラーさんの作例や、実機の写真を見ても細かいところが判らないのです
結局最大公約数的な塗り分けとなるよう見えない部分は想像と拡大解釈となっています
119機しか生産されず、なかでもこの高速輸送機型は54機ですから実機の写真もあまり鮮明なものがありません
塗装指示は、GreenとBrownの2色迷彩となっています
タミヤアクリルの XF-52 フラットアース、XF-58 オリーブグリーンを使います
まずフラットアースで大まかに塗ってしまいます
振り分けパターンはフリーハンドです
いつものようにグラデーション塗装を行います
次にオリーブグリーンを塗るためのマスキングですが、主翼、尾翼上面のパターンは塗装図をスケール換算して拡大コピー、型紙に使います
問題は胴体側面のパターンで、塗装図の側面と上面(平面)はそのままでは間違いなくずれています
側面図と上面図のずれを実機の写真などを見ながら合わせていく必要がありますが、これが結構大変な作業なのです
マスキングテープを細かく切って、ずれの部分を修正していきますが、こんな無駄な作業をすることなく迷彩パターンを表現できるのが、マスキングパテです
マスキングパテを細く伸ばして塗り分けラインに貼り付けます
そのパテの上に細かく切ったマスキングテープを被せていきます
若干のボカシを入れるために端を少し浮かせて、塗装時にはエアーブラシの向きを気を付けながら吹いていきます
オリーブグリーンで塗装していきます
タミヤアクリルのオリーブグリーンは結構隠ぺい力が強く、下地にホワイトを吹いてパネルラインに入れたプリシェイドがしっかり隠れてしまいました
1/72 VALOM Bristol Buckingham C.Mk.Ⅰ RAF
合わせ目を消して段差にはパテ埋め、スジボリの消えたところは復活させます
機体の塗装前にマスキング、キャノピーは塗装後に取り付けるためここでは接着しません
翼端灯を取り付けます
クリアパーツは中にピンバイスで0.6mmの穴を開けて赤と青を流し込み、接着させます
固定できたらマスキング
アンテナ柱はこれもまたイモ付けなので、真鍮棒を削って作り直します
塗装図から長さを約11.4mmになるよう長めに作って差し込みます
パネルラインプリシェイドをブラックで入れます
このキットは、細かいリベットラインが多数あるのですが、ここでは無視してパネルラインのみ入れます
下面も同様に
機体色ですが、塗装図の指示は下面Azur Blue、上面GreenとBrownの迷彩となっているので、VICカラーの MA126 アズールブルーを使います
青味が強いような感じなので、ホワイトを10%程度加えてみます
いつものようにグラデーション塗装です
パネルラインのブラックが薄ら透けて見えるぐらいに薄めに塗装していますが、もう少し明るくしても良かったかもしれません
1/72 VALOM Bristol Buckingham C.Mk.Ⅰ RAF
エンジンはレジン製のパーツとなっています
切り離さなければなりませんが、どこで、というのはインストには書かれていません
なので、多分ここだろうというところで切り離します
エンジンの塗装は、シリンダー部分がエンジングレイ、その他がシルバーとなっていますが、適当に好きなように塗ることにします
シリンダー部分にシルバー、その上からメタリックグレイ、その他の部分にはグレイをぬって、カウリング内部はブラックにします
この取り付け位置ですが、ケガキ線も何もなく、インスト見てもわかりません
カウリング先端からほんの少し出る程度の位置に固定します
中心を揃えるのが一苦労、なかなか真ん中に合いません
合わせ目にはLacquer Paste、完全に硬化するまで時間をかけます
硬化待ちの間にプロペラを組み立てます
ブレードのゲート痕とパーティングラインを処理して、
スピンナーにはピンバイスで穴を開けるよう指示されています
その穴にブレードを差し込んで固定するわけですが、この角度がまた大変
適当に穴あけしてしまうと、角度と位置がずれて上手く十字になりません
それでも何とか固定してしまいます
塗装図を見ると、ブレード根本部分にはシルバーが見えますが、このプロペラではどう塗っていいのかわからないので止めておきます
艶消しのブラックで塗装、先端部分はイエローです
キャノピーの塗装ですが、こんなマイナーなキットのマスキングシートはどこをさがしてもありません
仕方ないので細切りのマスキングテープとマスキングゾルでマスキング
機内色で下塗りして、胴体下部には取り付けてしまいます
流し込みタイプのボンドで固定、若干の隙間があるのでUVクリアジェルで隙間に流し込んで光で硬化させます
操縦席の風防は、ほぼ隙間の無いようにすり合わせたので、塗装後に取り付けることにします
主脚の塗装とタイヤの取付です
タイヤブラックは、VICカラーのタイヤブラック、半艶なので後でまとめて艶消しクリアーを吹きます
1/72 VALOM Bristol Buckingham C.Mk.Ⅰ RAF
主翼と尾翼を固定します
一応キャノピーを載せてみて左右の角度を見ます
硬化後、合わせ目と隙間を埋めていきます
主翼と胴体の隙間は、ファレホのPlastic Putty
尾翼は殆ど隙間は無いのですが、塗装すると意外に目立つので念のため埋めておきます
1/72 VALOM Bristol Buckingham C.Mk.Ⅰ RAF
主翼貼り合わせの前に、主脚格納部を取り付けておきます
インストの№「22」のパーツ、シリンダーらしきものの取付位置がさっぱりわかりませんので後回しにします
ここで主脚も取り付け位置を確認するためにくみ上げておきますが、インストの№「36」の取り付け位置がこのイラストでは全くわからないのでとりあえず付けてみました
色々探してみてもこの部分が判る写真や図面は見当たりません
中に挟む形になる№「19」のパーツも、LとRの刻印があるものの位置は不明、適当に取付け
主翼と胴体は、見事なイモ付けです
強度も心配だし、固定時の主翼の上反角を調整するのが大変なので軸打ちすることにします
マジックで大体の位置に印をつけて、穴あけします
胴体と主翼、エンジンナセルの合わせ目の処理をしておきます
垂直尾翼の取付もイモ付けなので、ここにも軸打ちをしておきます
垂直尾翼がかなり薄いので、穴を貫通させて固定後に真鍮線を切り取ることにします
真鍮線が若干太かったようで目立ってます
胴体の主翼貼り合わせ部分の穴開けです
いつも合わせたつもりでも微妙にずれるのがこの穴開け、今回は寸法を測って極力ずれないように合わせてます
ここで使ったのは1.6mmの真鍮線
主脚柱の取り付けも、浅い穴があるだけでほぼイモ付けなので、ここにも真鍮線で軸打ちしておきます
仮組ですが、主脚を取り付けてみるとこんな具合
脚廻りの加工は微調整で削ったりパテ埋めしたりしなければならないので、塗装前に仕上げておかないといけません
合わせ目各所、隙間ばかりが目立ちます
左右上下の合わせ目には、Finisher’sのlacquer Paste、ナセルと主翼下面との隙間には、ファレホのPlastic Puttyを使います
Finisher’sのlacquer Pasteを使った部分は、硬化して溶剤が抜ける時に微妙にヒケて窪みや凹みができるので時間を充分おきます
ナセルと主翼下面の合わせ目に使ったファレホのPlastic Puttyは、水性なので水を含ませた綿棒で拭き取って目立たなくします
胴体後部上方の銃座部分のパネルは、lacquer Pasteで埋めて完全にフラットにします
1/72 VALOM Bristol Buckingham C.Mk.Ⅰ RAF
まず仮組から
大きく歪んだり反っているパーツは無いようです
主翼の上反角はあまり大きくないようです
計器パネルはパーツの上にアクリルを貼ってその上からエッチングパーツを重ねます
機内色は、Interior Greenの指定なので、ファレホの 71.010 Interior Greenを使います
カウリング内部、脚収納部はSteel Grey の指定ですが、71.048 Engine Grey
胴体側面に窓があります
機体内部の塗装時にマスキングしますが、
UVクリアジェルで内側から補強しておきます
操縦席のシートベルトはエッチングパーツを使用、計器パネルは結局計器のモールドの無い裏面にアクリルとエッチングパーツを貼り付けブラックで塗ってそれらしく
巨大な(!)操縦桿を取付けて
胴体を貼り合わせます
1/72 VALOM Bristol Buckingham C.Mk.Ⅰ RAF
Wellesleyに続いてVALOMのキット、 Bristol Buckingham C. Mk.Ⅰを作ります
ブレニム爆撃機の後継機として開発され、生産数僅か119機(+プロトタイプ4機)、そのうち3人の乗員と4人の乗客による非武装の高速輸送機として65機生産されたのがこのBuckingham C.Ⅰです
色々海外のサイトで調べると、このキットの 「C. Mk.Ⅰ」という型式の書き方は見当たりません、多分「C.Ⅰ」が正解
54機完成したといわれる爆撃機型のBuckingham B. Mk. I についても、実機の写真を探していて、胴体側面にコードレターの付いた機体が無いのは実戦部隊へ配備された機体が無かったからなのでしょう
VALOMの簡易インジェクションキットです
ほぼ全てのパーツのバリ取り、パーティングラインとゲートの処理が必要です
イモ付けは当たり前、パーツをどこにどんな向きで取り付けるかは自分で調べないといけません
覚悟して取り掛かることにします
金型はまだくたびれていないようなので比較的きれいです
やはりエッチングパーツとレジンパーツがついています
大雑把なインストと塗装説明書、色の指定は Humbrol、Agama、ModelMaster、Gunze、F.S.595Bの各色となっています
一見するとイラストが描かれていてわかりやすいと錯覚してしまいますが、具体的にどこへ、どんな向きで取り付けたら良いのかさっぱりわからないのです
特に足回りは最悪です、脚柱の向きとか支柱の位置とか全くわかりません
不使用パーツはこの段階でマスキングテープでマークして切り離しておきます
黄色のテープが貼り付けてあるパーツが不使用となります
ロケットランチャーらしきパーツがあります、爆撃機型にもそんな装備は無かったと思うのですが何かのキットと金型が共通なのでしょうか