1/72 Spitfire Tr.9 製作(8)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire Tr.9 RAF

パネルラインプリシェイドはファレホの70.960 VIOLET を使います。上面と下面のマスキングしたインベイジョンストライプ以外の部分に同じように入れていきます。

パネルラインプリシェイドはこんな大雑把な塗り方でも大丈夫

下面は他のスピットファイアと同様、タミヤアクリルの XF-83 ミディアムシーグレイ2 をパネルラインを残すように吹いていきます。

乾燥後、下面全体をマスキング

上面は、ダークグリーンとオーシャングレイの2色迷彩、まず全面にタミヤアクリルの XF-82 オーシャングレイ2で塗装します。パネルラインのVIOLETが透けるように薄めに塗るのは同じです。

1/72 Spitfire Tr.9 製作(7)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire Tr.9 RAF

下面のインベイジョンストライプを塗装します。まずタミヤアクリルのホワイトでやや広めに塗っておきます。

乾燥後、ストライプのホワイトの帯をマスキングします。下面全体をマスキングする必要は無いのですが、念のため貼っていたら全面になってしまいました。

いつもの過剰マスキングです

タミヤアクリルのフラットブラックで塗装。

マスキングを剥がして確認します。

若干のはみ出しはありますが、意外にいい感じです

インベイジョンストライプ全体をマスキングしておきます。

1/72 Spitfire Tr.9 製作(6)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire Tr.9 RAF

機首下面にエアーインテークを取り付けます

機体の塗装は2色迷彩、塗装図のパターン「A」、下面のみインベイジョンストライプ付きの機体です。ハンブロールの色指定に対して、タミヤアクリルの近似色で塗装します。

ハンブロール№30 Dark Green → XF-81 ダークグリーン2
ハンブロール№106 Ocean Grey → XF-82 オーシャングレイ2
ハンブロール№165 Medium Grey → XF-83 メディアムシーグレイ2

インベイジョンストライプのホワイトを先に塗装するため、サフを吹きます。ファレホの73.615 USN L.Ghost Greyを使います。

インベイジョンストライプは、エアロディテールを見ると幅各18インチ(457mm)なので、スケール換算すると約6.4mm、6mm幅のマスキングテープでピッタリのようです。ホワイトで大体の範囲を適当に塗って、そのホワイトを残す部分にマスキングテープを貼ってみると、足りません。
適当に塗ったために塗らなければならない部分が塗れていません。やり直し。

胴体下部もやはり微妙に塗った範囲が狭くて足りません。やり直し。

よく確かめずに適当にやると余計に時間がかかるという見本のような作業でした。

1/72 Spitfire Tr.9 製作(5)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire Tr.9 RAF

キャノピーをマスキングする前に摺り合わせをしておきます。

全くあっていません!!

機体側をかなり削って、それでも若干の隙間は残っていますが、なんとか収まった感じ。

いつものように、細いマスキングテープで枠に沿って貼付けていきます。

機内色で軽く塗装してから、エポキシ系接着剤でキャノピーを固定します。この後、UVクリアジェルで隙間を埋めておきます。

1/72 Spitfire Tr.9 製作(4)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire Tr.9 RAF

コックピット廻りを組み立て、つや消しクリアーでコートして機体に取り付けます

左右の胴体を貼り合わせ、主翼とも貼り合わせますが、やはり隙間ができるため主翼側を若干削ることになります。

AZmodelのキットではお馴染みの尾翼イモ付け

例によって軸打ちです。0.8mmの真鍮線を前後位置を若干変えながら両サイドに穴あけ、固定します。

やっと「士」の字になりました。水平尾翼を文字通り水平にすると、主翼と若干のねじれが出てしまいますが、なんとか調整して目立たなくしておきます。

合わせ目はやはりパテ埋めが必要でした。窪んでいる箇所があるので、ラッカーパテで埋めてみます。

1/72 Spitfire Tr.9 製作(3)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire Tr.9 RAF

機体内部を塗装します。今回使ったのは、VICカラーのMA170 ジンクロメート。

インストの塗装指示では、Interior Green となっているのですが、ハンブロールのH76 はどの互換表を見ても近似色に適当なものが無いのです。仕方が無いのでこれまでも使ってきたジンクロメートを塗ってみました。結構緑が強い感じがします。

翼下のインテークを付けてしまいます。

今回の塗装パターンは、塗装図の№1,上面ダークグリーンとオーシャングレーの2色迷彩、下面メディアムグレー、下面のみインベイジョンストライプ付きの機体とします。エアーインテークの内側にメディアムグレーとガンメタルで塗り分け、接着します。

排気管は下地にシルバー、乾燥後にAKインタラクティブの Exhaust WASHで焼けた感じを出します。

1/72 Spitfire Tr.9 製作(2)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire Tr.9 RAF

排気管取付位置へ内側から取り付けるプレート

いつものようにコックピット廻りから組み立てますが、AZmodelのキットには珍しく排気管取付位置に内側からプレートを取り付けるようになっています。比較的新しいキットなので改善されたのだと思います。古いキットだと長穴が開いているだけなので排気管を固定するのに結構苦労するのです。

組立を始める前に仮組が欠かせないのですが、主翼で早くも躓いています。

主翼に残るゲート跡

AZmodelに限らず東欧製のキットによくある酷いゲート位置、このキットでも主翼の貼り合わせ面にしっかりと残っています。(写真黒い矢印)精密ニッパーで綺麗に切断してもこのように残っているためあらゆる部品の全ての面についてチェックしないといけません。

一通り処理をして、仮組してみます。ゲート処理以外は大きな歪みや隙間も無いようです。

このSpitfire TR.9はベースとなった機体は、Mk.Ⅴcとのことで、写真のように翼端が切り詰められたものではないようです。インストでも翼端を少し切り離してから別パーツを取り付けるようになっています。

両端を切断します

切断した後に翼端を取り付けます

最初から切り離せばいいんじゃない?と思いますが一応インストでは貼り合わせてから切り離すようになっているので。

コックピット廻りです。

ファインモールドのシートベルト、Nano Aviationを使っています。厚みが気になります。

計器パネルは、黒いマジックで塗りつぶしてから、シルバーでメーター類をそれらしく。

1/72 Spitfire Tr.9 製作(1)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire Tr.9 RAF

AZmodel 1/72 Supermarine Spitfire Tr.9 RAF の製作を始めます

イギリス空軍第261飛行隊によるMk.Ⅴcを複座の練習機に改造した機体です。AZmodelのキットとしては比較的新しく、インストもカラー版となっています。デカールは4種類、通常の単座のスピットファイアのキット(恐らくMk.Ⅴc)に複座の機体パーツを付けたので、例によって不使用部品が沢山ありそうです。

今までスピットファイアの各型何機も作ってきましたが、インベイジョンストライプ付きの機体を作っていなかったのに気が付きました。練習機ではありますが今回選択してみてもいいかもしれません。在庫のスピットファイアのキットにもストライプ仕様の機体は多分無かったのではないかと思うのです。

色の違う機体が入っていますね。同じようなパーツが随分溜まってます。残念なことに主翼のパーツだけは余っていないので余分にもう1機作ることはできません。プロペラとか車輪、尾翼は売るほどあるんですが。

AZmodelのデカールは比較的品質の良いものが多いので安心です。

やはり機体、車輪、尾翼など不使用部品が多いですね。

コックピット廻りは一見するとカラーで良く出来ているように見えますけど、よく見るとまず計器盤に貼ることになっているデカール、ありません。最初からこれですから。新しくてもやはりAZmodelですね。

このスケールのスピットファイアは既に何機も作って慣れているので早く形になりそうです。