1/72 Spitfire Mk.Ⅵ 製作(6)完成

1/72 ITALERI Spitfire Mk.Ⅵ RAF

全体につや消しクリアーでコートして、全てのマスキングテープを剥がし、キャノピー中央部と上部のバックミラーを取付、完成です。
プロペラは差し込んでいるだけです。

マーキングは、
R.A.F, No.91 Squadron LIt. Off. Jean Maridor, Hawkings, August 1942

1/72 Spitfire Mk.Ⅵ 製作(5)

1/72 ITALERI Spitfire Mk.Ⅵ RAF

上面は、RAF Ocean Grey と、RAF Dark Green の2色迷彩となります。RAF Ocean Grey には、タミヤアクリルの XF-82 オーシャングレイ2、RAF Dark Green には、XF-81 ダークグリーン2をそれぞれ使います。

まず全面にオーシャングレイ2をグラデーション塗装します。
その後、インストの塗装図をスケールに合わせて拡大コピー、切り抜いて型紙にします。
オーシャングレイ2を残すように、型紙を貼り付けマスキングします。

今回も機体上部(平面図)と側面(側面図)との境界のパターンのズレは大きくありません。細かく切ったマスキングテープでラインを修正しながらパターンを決めていきます。

ダークグリーン2を塗る部分に、再度パネルラインプリシェイドを入れますが、ここで安直にGUNDAMMARKER のスミ入れ用(ブラック)極細・油性でラインを引いてみました。

いつものグラデーション塗装塗装です。

乾燥後、マスキングテープを剥がし、主翼前緑の黄色の帯を塗装、光沢クリアーでコートしてデカールを貼ります。
今回、胴体後方のスカイの帯が少々幅が広すぎることに気が付きました。ちゃんと寸法を測ってマスキングしたつもりでしたが、細切りのテープ1本分ずれていたようです。

デカールは何の問題も無く、ストレスなく貼り付け終わり、後方の帯が広すぎる関係で、胴体のラウンデルと部隊コードの間隔が若干おかしくなっています。

ラウンデルの位置を基準に合わせていますが、「DL」の大きさも塗装図と若干違うようで、塗装図とは違うイメージになってしまいました。

主翼下面のラウンデルもデカールが大きすぎて塗装図の位置には貼れませんでした。若干動翼にかかってしまいこれも違和感が残ります。

デカール乾燥後、再度光沢クリアーでコートして墨入れ、ウェザリングです。
スミ入れを粗目に拭き取りしただけで、ウェザリングというほどのことは今回行いませんでした。結果的に充分汚くなってしまったので。

光沢クリアーでコートする際に、キャノピーは何度も吹き付けているうちに厚塗りになって最後にマスキングテープが上手く剥がれないことがあったので、一応マスキングしています。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20240131_231716.jpg

ダークグリーン2の塗装前に、試しに入れたGUNDAMMARKERのスミ入れ、これは完全に失敗でした。光沢クリアーを吹き付けると黒いラインが浮き上がってきて、スミ入れ塗料では隠し切れないほどクッキリハッキリ目立ってしまっています。
ケガキ針でラインの溝の中を削ってみたり、スミ入れ塗料を何色か重ね塗りしたり、最後はダークグリーン2をラインに沿って筆塗りしてごまかしてみました。

せっかくエアブラシでグラデーション塗装を綺麗に仕上げたのに台無しになってしまいました。

1/72 Spitfire Mk.Ⅵ 製作(4)

1/72 ITALERI Spitfire Mk.Ⅵ RAF

機体塗装の前にパネルラインプリシェイドをファレホのNATOブラックで入れます。

下面にも同様に。

機体下面は、 Flat Medium Sea Grey F.S.36270 の指示なので、近似色のタミヤアクリル XF-83 メディアムシーグレイ2 を使います。
いつものように、パネルラインを残すようにグラデーション塗装を行います。

乾燥後、下面全体をマスキングしておきます。タミヤアクリルは乾燥が早いので乾燥後すぐにマスキングテープを貼ることができますが、これがファレホだとそうはいかないので乾燥後数日、場合によっては1週間近く置かないと駄目なこともあります。
なので最近は、塗り分けや細かいマスキングが必要なところには、ファレホよりタミヤアクリルを使うことが多くなっています。

上面の塗装前に、胴体後方のスカイの帯を塗っておきます。これも乾燥後マスキングして最後に一度に剥がします。

コックピット部分をマスキングして、機体上面を塗装しますが、今回キャノピーを固定して塗装するか、後で取り付けるか、悩みます。

結局、後で取り付けることにしましたが、このキットのキャノピーは3分割なので、塗装後に取り付けた場合の隙間が目立ってしまうことから、前部と後部の固定部だけを取り付けて塗装、中央の可動部のみ後で取り付けることにしました。
前部を固定するために、マスキングテープで中央部を仮止めして位置決めしています。

キャノピーは予め機内色で塗装済みです。

最後に中央部の操縦席内をマスキングして準備完了。

1/72 Spitfire Mk.Ⅵ 製作(3)

1/72 ITALERI Spitfire Mk.Ⅵ RAF

内部の組立が簡単に終わったので、機体を貼り合わせます。

仮組の時は気が付かなかったのですが、機体が微妙に歪んでいます。貼り合わせはおかしくないので、パーツが歪んでいるのだと思います。
削って何とかなるレベルではないのでこのまま進めることにします。

尾翼を取り付けて「士」の字になりました。これだけ歪んでいると、前からと後ろからでは士の字の見え方が微妙に変わってきます。
水平尾翼は文字通り水平に取り付けますが、垂直尾翼に対して直角に、主翼と機体に対して水平にしようとすると、前から見て水平にしても、後ろから見ると片方の尾翼が上がったり下がったりしていて中々「水平」が出ません。どこかで妥協してこのくらいでいいや、というところで固定することになります。

やはりその気になってみれば歪んでいます。

合わせ目を消します。大きな隙間はありませんが、微妙に合わせ目が陥没していたり段差が出来ていたり、パテ埋めしないと削っただけでは何ともなりません。

特に下面の主翼と胴体の合わせ目、ここに大きな段差と隙間が出来ています

キャノピーを合わせてみます。このキットは、3分割になっています。
透明度は良いようですが、若干の隙間はあります。

3分割のキャノピーを固定してから機体の塗装をするのは、塗料やゴミが入り込むリスクが大きいので、最後に取り付けることにします。
なので擦り合わせはここで十分に行っておく必要があります。

合わせ目の段差解消。

機首側面と操縦席後方の細かいパーツを取り付けます。飛んでいかないようにマスキングテープを細切にして押さえつけながら接着します

機首下面のエアーインテークを取り付けます。これで細かいパーツはほぼ取り付け終わり。

1/72 Spitfire Mk.Ⅵ 製作(2)

1/72 ITALERI Spitfire Mk.Ⅵ RAF

仮組してみると、意外にも歪みや隙間はありません。

手の付けやすい主翼から。
ラジエータは、主翼の内側からパーツをはめ込むようになっています。これも今まで作ってきた他社のスピットファイアと違うところです。

貼り合わせ、翼端を取り付けて、内部も機内色で塗っておきます。

コックピットを組み立てます。機内色は、VICカラーのジンクロメートを使います。シートベルトは「紙創り」のRAF用。

操縦席内側の側面の装備品等のモールドは一切ありません。

今回機体内側は筆塗りです

1/72 Spitfire Mk.Ⅵ 製作(1)

1/72 ITALERI Spitfire Mk.Ⅵ RAF

ITALERIのキットを入手しました。Mk.Ⅵ 高高度戦闘機のタイプです。
比較的新しいキットのようです。

マーキングは3種類、RAFのこの迷彩パターンもだんだん飽きてきました。

デカールの品質は問題なさそうです。

早速部品を切り出して組立始めますが、機体のパーツが面白い分割になっています。何かこだわりがあるのでしょうか、それとも他社との差別化?
どちらにしても、迷惑な分割であることには変わり有りません。強度不足になりそう。

1/72 Spitfire Mk.Ⅶ 製作(5)

1/72 Hasegawa Supermarine Spitfire Mk.Ⅶ ‘Long Wing’ RAF

スミ入れとウェザリングです。
排気管、主脚、尾輪とカバーを取付けます。

スミ入れに使用したのは、タミヤ PANEL LINE ACCENT COLOR スミ入れ塗料(ダークグレー)。下面PRUブルー、上面Medium Sea Greyなのでブラックやブラウンでは目立ち過ぎ、濃い目のグレーぐらいで丁度良い感じとなります

主脚が短いように感じます。AZmodelやAIRFIXのキットと比べて数ミリの差なんでしょうが、違和感があります。

尾輪カバーの厚みが気になります。

スミ入れ塗料を拭き取っただけですが、ちょうどよい汚れ具合になったと思います。

残りキャノピーを取付け、全体につや消しクリアーでコートして完成となります。キャノピー上部のバックミラーは最後にエポキシ系接着剤で固定することとします。

1/72 Spitfire Mk.Ⅶ 製作(4)

1/72 Hasegawa Supermarine Spitfire Mk.Ⅶ ‘Long Wing’ RAF

上面塗装の前に、下面をマスキングしておきます。いつもは、タミヤの曲線対応マスキングテープを使っていましたが、試しに普通のマスキングテープを細切にして主翼や尾翼の曲線部分に使ってみました。極力細く切れば問題なく対応できます。タミヤの曲線対応テープは便利で良いのですが、意外に粘着力が強く、剥がす時に塗膜が持っていかれることがあります。価格も結構高いですし。

下面全体をマスキングするのはいつもと同じです。

上面の塗装です。塗装図指定の、グレーFS36270は、Humbrol Paint Converter で確認すると、近似色にタミヤアクリルの XF-20、XF-53、XF-83があります。

下面にファレホを使ったので、上面もファレホを使うことにします。
ファレホの近似色としては70.870 Medium Sea Grey ということになります。

いままで在庫として持っていましたが使ったことはありませんでした。色の感じはタミヤアクリルのXF-83 メディアムシーグレー2 によく似た感じ、あまり変わりはありません。ただし、購入後しばらく使っていないので濃度が心配、かなりドロドロになっているようです。

キャノピーも忘れずに塗装。

機体の塗装終了、デカールを貼ります。
機体表面が結構綺麗な仕上がりだったので、光沢クリアーでコートしてから、といういつもの作業を飛ばしていきなりデカールを貼ってみます。

やはりというか、いつものことですが、ハセガワの古いキットのデカール、何とかならないもんでしょうか。ぬるま湯に浸けて数十秒後、浮いてきたなと思ったその直後、台紙から剥がれて丸まってしまいました。デカールの材質が結構硬いのでこのままデカールのりやソフターを使って無理して貼り付けても、経験上どうにもならないのがわかるので、ここで諦めました。
ラウンデルの前に貼った、主翼上面の黒いラインは問題なく貼ることができたので、ラウンデルだけがダメなのかもしれませんが、これ以上リスクを負うのは避けたいところ。

という訳で、以前も使った市販のデカールのお世話になります。ちょうど良いサイズのラウンデルが残っていたので一式使うことにしました。

機体後部の機番はデカールを何とか貼って、結局主翼と胴体のラウンデル、垂直尾翼のフラッグは市販とジャンクデカールを貼って何とか形になりました。

計器パネルのデカールを貼った時に、結果的に貼り付けできたのでもしやと思ったのですが、やはりハセガワのデカールは手強かった。Liquid Decal Film を使ってもこうなるのでは、もう手の打ちようがありません。

1/72 Spitfire Mk.Ⅶ 製作(3)

1/72 Hasegawa Supermarine Spitfire Mk.Ⅶ ‘Long Wing’ RAF

機体の塗装です。
塗装指示は、上面が グレーFS36270、下面がPRUブルーとなっています。
まず下面のPRUブルーですが、「Hobby Color Converter」というアプリで調べてみると、Mr.Colorの C72 または H56 が近似色となっています。ここから手持ちの塗料をたどっていくのですが、C72には手持ちの塗料が無いので、H56から探します。

Mr.Color のH56の近似色として掲載されている塗料の一覧から、手持ちのファレホは 71.005と70.903 があります。

プラ板に、70.903 と 71.005 を塗って色の調子を見てみます。何となく 71.005のほうが近いような気がします。

このまま塗ってしまうと暗く感じるので、若干白を加えてみることにしました。
71.279 Insignia White を気持程度加えています。

パネルラインプリシェイドは、上面を Violet、下面を Black で入れています。

調色した PRUブルーで下面を塗装、ブラックで入れたパネルラインプリシェイドはあまり目立たなくなってしまいました。もう少し明るめの調色でも良かったかもしれません。