1/72 Spitfire Mk.Ⅶ 製作(2)

1/72 Hasegawa Supermarine Spitfire Mk.Ⅶ ‘Long Wing’ RAF

コックピットから作りこんでいきます。機内色は、VICカラーのジンクロメートを使います。写真では黄色が強く出ていますが若干緑が強い色となっています。

計器パネルは問題のデカールでしたが、何とかまともに貼ることが出来ました。

機首のプロペラの軸を差し込む部分の構造が独特です。

シートベルトは、「紙創り」のRAF用を使っています。

貼り合わせてみると、大きな隙間もなくほぼ合います。

主翼と尾翼もとりつけ、早くも「士」の字になりました。ここまでストレスも無く気持ちよく組み立てが出来ています。

胴体と主翼の合わせ目も大きな隙間はありません。

機体が若干歪歪んでいるような気もしますが

下面の主翼と胴体の合わせ目の部分に若干隙間と段差があるので、ここはパテ埋めする必要があります。

1/72 Spitfire Mk.Ⅶ 製作(1)

1/72 Hasegawa Supermarine Spitfire Mk.Ⅶ ‘Long Wing’ RAF

一昨年からSpitfireにこだわって作ってきましたが、まだ手を付けていない型式があるのです。その一つが、Mk. Ⅶ です。高高度戦闘機として開発されたタイプで、与圧キャビンが装備されていたようですが、実戦ではドイツの高高度爆撃機の侵入が無かったため期待された活躍は出来なかったようです。

ハセガワの古いキットなので、デカールが心配です。

ハセガワの古いキットの最大の問題はデカール、計器パネルがあるのでこれが使えるかどうか心配です。

ハセガワのキットなので、剥離剤などはあまり心配ないのでそのまま組立始められます。支障のない範囲でできるところから組み立てていきます。

’Long Wing’ と呼ばれる翼端の長いタイプです

1/72 Spitfire Mk.Ⅷ 製作(7)完成

1/72 Hasegawa Supermarine Spitfire Mk.Ⅷ RAF

デカールを貼り付けた部分へマークフィットを塗り、密着させます。
乾燥後、再度光沢クリアーでコート、墨入れ、ウェザリングを行います。
エナメルシンナーで拭き取り、剥げたり擦れたりした部分をタッチアップ、細かい修正を行い、塗装を仕上げます。
アンテナ支柱、プロペラ、尾輪、主脚、ピトー管など細かいパーツを取り付け、つや消しクリアーでコートして、乾燥後マスキングテープを剥がし、キャノピーと上部のバックミラーを取り付ければ完成です、。

やはりキャノピーは最後に取り付けたほうが仕上がりは綺麗になるようです。ただし隙間なくすり合わせを行う必要があり、ハセガワ、タミヤなど日本製のキットでは問題なくできますが、東欧製のキットではこのすり合わせにうんざりするぐらい手間がかかります。

1/72 Spitfire Mk.Ⅷ 製作(6)

1/72 Hasegawa Supermarine Spitfire Mk.Ⅷ RAF

基本塗装が終わったので、デカールを貼り付けます。
いつものようにラウンデルの位置を合わせてガイドのマスキングテープを貼っておきます。ラウンデルが決まれば部隊コードや機番は何とかなるので最初に合わせてしまいます。

計器パネルのデカールを貼り付ける際に既に失敗しているので不安だったのですが、やはりだめでした。ハセガワの古いキットのデカール、もうこれはどうしようもないですね。ぬるま湯に30分以上浸けておいて、やっと剥がれるかと思いきや、端を摘まんだ途端、バラバラに砕けてしまいました。何とか胴体のラウンデルだけはぎりぎり貼ることが出来ましたが、その他主翼の上下面は全滅、ここで諦めました。

このブルー2色の小さなラウンデル、手持ちのジャンクデカールにはほとんどありません。何とか過去に製作した機体の余りものから貼り付けてみました。大きさは若干違いますが似たようなものなのでこれでいいでしょう。胴体の部隊コード:DG-R は何とか貼り付けることが出来ましたが、機体番号は適当です。

結局ラウンデル以外は、何とか誤魔化しながら貼り付けることが出来ましたが、ブルーのインクがいけないのでしょうか、毎回ハセガワの古いキットでデカール貼付け失敗の一番多いのはラウンデルです。主翼の黒いラインや、その他の色のデカールは意外に貼り付けることが出来ているので、色で何か違いがあるのかもしれません。

1/72 Spitfire Mk.Ⅷ 製作(5)

1/72 Hasegawa Supermarine Spitfire Mk.Ⅷ RAF

マーキングは、2色迷彩に主翼、尾翼に白い帯が描かれている機体を選択したので、ここで再度マスキングが必要となります。

塗装図から直接幅を測って、主翼は8.9mm、尾翼は7.5mm 、機首にも黄色の帯が必要なので、幅5mmが必要です。

マスキングを剥がして、排気管を取付け、その他はみ出しや細かい傷を修正しておきます。

キャノピーも忘れずに塗装します。迷彩パターンを見るとほぼダークグリーン1色で良いようです。

プロペラは他の英軍機と同様ブラックと先端にイエローの警戒帯、スピンナーは下面色と同じ。

1/72 Spitfire Mk.Ⅷ 製作(4)

1/72 Hasegawa Supermarine Spitfire Mk.Ⅷ RAF

ファレホの乾燥後、そろそろ大丈夫と思われるので、ダークアースの上からダークグリーンを重ねていきます。
塗り分けのパターンは、キットの塗装図を拡大コピーして型紙にします。

側面図は 1.38倍、平面図は1.98倍

ダークアースを残すパターンを切り取って貼り付けます。

平面図と側面図をそのまま切り取って機体に貼りつける方法ですが、境界部分のズレに悩まされることになります。
塗装図の描き方によると思うのですが、今回のハセガワのキットの場合、あまりズレが見られません。特に側面図上部と平面図との境界はほぼそのまま貼り付けて修正必要ない状態です。

合わせ目や危ないところはマスキングテープを細かく切って貼りながら調整していきます。

ほとんど修正必要ないので楽な作業です

型紙が貼り終わったら、ダークグリーンを塗る前に再度プリシェイドをいれます。

ダークグリーンを塗っていきますが、隠ぺい力が結構強いので、そのままではパネルラインプリシェイドがほとんど隠れて見えません。なので、退色表現の時用いた、ホワイトを加えて明度を上げたダークグリーンをパネル中央に吹いて、グラデーションを目立つようにつけてやります。

最後にダークグリーン基本色を全体にかけて調子を整えながら仕上げていきます。

塗装終わり、マスキングを剥がしますが、型紙の固定に細切の両面テープを用いたため、剥がした後に機体側に残っています。これもピンセットを使って塗膜を傷つけないよう取り去ります。

注意して剥がしても、やはりファレホの塗膜は弱く、若干の剥がれが何か所かに見られます。タッチアップで修正。