1/72 F-4C/J PhantomⅡ(5)

ESCI Models MC AIR F-4C ベトナム迷彩

機体の塗装、3色のベトナム迷彩にします
LIFE COLOR の塗料セットが手に入ったので使ってみることにします
「U.S.AIR FORCE 1960-1970 CAMOUFLAGE VIETNAM WAR and COLD WAR」
ベトナム戦争と冷戦期の米空軍機の迷彩色のセットです

内容は
UA560:FS34079 Forrest Green
UA561:FS34102 Medium Green
UA562:FS30219 Dark Tan
UA563:FS36622 Camouflage Grey
UA572:FS16473 Air Grey
UA573:FS37038 Faded Night Black
このセットとは別に、希釈用の「ACRYLIC THINNER」も入手しています

今回のベトナム迷彩には、UA560、UA561、UA562、UA563の4色を使うことになります
UA572とUA573は今のところ使い道が無いですね

下面から、
予めVICカラーのタイヤブラックでパネルラインプリシェイドを入れておきます
UA563 Camouflage Grey を薄めにパネルラインが透けて見える程度に吹き付けて終了

乾燥後、下面全体をマスキング

下面の塗装時に、希釈の割合によっては塗料が弾かれるような箇所があったので、サフを吹いておくことにしました
使ったのはファレホの Surface Primer 70.612 Nato Green

マスキング時に手の油なども色々付いているでしょうから、上面、側面に軽く1回
この後、暗緑色でパネルラインプリシェイドを入れておきます

薄い色からといういつもの順番の逆、一番濃いグリーン、UA560 Forrest Greenから

パネルラインが透けて見える程度に褪色感を出しながらこれも薄めに吹き付けます

2色目塗装の前に、キャノピーを固定してしまうためにシートを取り付けます
シートベルトはいつものファインモールドの現用機用(F-4、F-8)です

(続く)

1/72 F-4C/J PhantomⅡ(4)

ESCI Models MC AIR F-4C ベトナム迷彩

キャノピーは4分割、塗装後の修正は難しいためすり合わせをやっておきます

機体との隙間は殆ど無いようですが、キャノピー間に若干の隙間ができます

擦り合わせが終わったら、操縦席廻りをマスキングしておきます

下面も脚廻りのマスキング

キャノピーのマスキングです
市販のESCI用マスキングシートは無いので、今回はハセガワのTRYTOOL アプリケーションシート【曲面追従半透明マスキング対応シート】TF24 というのを使います
半透明(ほぼ透明です)なので、曲面にピッタリ貼り付けてデザインナイフで枠に合わせて余分なところを切取っていきます
枠のモールドがはっきりしていれば楽に切り取りできます
曲面追従なのですが、意外に隙間ができたりするのでしっかりと押さえつけておく必要があります

マスキング後はつや消しのブラックで塗っておきます

機首レドームは、グロスブラックで塗っておき、マスキング

問題の尾部のメタリックに取り掛かります
今年ファントム7機目になりますが、未だにこれが正解といった決定的な仕上がりになりません

今回は、下地にシルバーを塗って、マスキングすることに
いつものように0.4mmと1mmの細切マスキングテープで張っていきます

ちょっと間隔が広すぎたようですが、修正するのも面倒なのでこのままいきます

ファレホのMETALCOLOR シルバーを軽く吹いてみます

クリアブルー、クリアオレンジ、セピア、スモークなどを薄く何回かに分けて軽く吹き付けてみましたが、あまり変化ないようで

(続く)

1/72 F-4C/J PhantomⅡ(3)

ESCI Models MC AIR F-4C ベトナム迷彩

胴体を貼り合わせる前に、内側に補強をしておきます
仮組した時に、若干ではありますが主翼との間に隙間ができたので、内側から突っ張って膨らませておこうということで2本入れてみました

貼り合わせた時にほんのちょっと膨らませる程度にランナーの長さを測って固定します

胴体を貼り合わせ、隙間の程度を確認しておきます

ほんの少しきつい程度に調整して、主翼との合わせを確認します

胴体の合わせ目には、やはりヒケと窪みのような段差ができています
グリーンパテで盛って削ることにします

尾部の着艦フックにも

エアーインテークの内部をホワイトで塗って、マスキング

合わせ目を消して、機首のレドームを付け、機体の組立はほぼ終了

(続く)

1/72 F-4C/J PhantomⅡ(2)

ESCI Models MC AIR F-4C ベトナム迷彩

仮組してみます
意外にも大きな隙間や歪みはありません

脚カバーは3分割する必要があります

スジボリガイドテープを使ってエッチングソーで切り離します

下地にブラックを塗ってしまいます
尾部とスタビライザーのメタル部分、脚廻り、パイロン、などなどホワイトまたはライトグレーに塗る箇所を今のうちに下地処理してしまいます

操縦席周辺の機体内側も、

操縦席はファインモールドやハセガワに比べると簡単な作りです
左右に貼り合わせるだけで完成、塗り分けていきます

デカールはご覧の通り、シミが多くダメかと思いましたが、操縦席廻りの計器パネルは何とか貼ることができました
若干反りかえってしまうところもありますが、ソフターを何度か重ね塗りして落ち着かせました

前輪カバーも切り離す必要があります

形になってきた操縦席
今回はこれ以上汚さずきれいなままとします(単に面倒くさいだけ?)

(続く)

1/72 F-4C/J PhantomⅡ(1)

ESCI Models MC AIR F-4C ベトナム迷彩

ESCI(エッシー)のファントムが入手できたので早速製作してみます
キットは F-4C/J 他にRF-4C/Eも入手したので順次製作していきます
F-4Eのキットも存在しているようなので見つけたら手に入れようと思います

ESCIはかつてのイタリアのメーカーです
1060年代に設立、80年代後半に買収されるまで多くのミリタリーモデルを出していたそうです
このキットも恐らく70年代から80年代にかけて出されたものと思われます
正確な年代は不明です
40年以上前のキットですが、内容を見るとバリも少なく、反りや変形、歪みなどはありません
さすがにデカールはシミだらけですが、コックピットの計器パネルだけは何とか使ってみようかと思います

デカールは、アメリカ海兵隊と、スペイン空軍のものが用意されていますが、今回は市販のデカールを使って空軍のベトナム迷彩にしてみようかと思います

Googleの生成AI「Gemini」に、ESCIについて聞いてみた回答を参考に乗せておきます

イタリアのプラモデルメーカー「ESCI Model」の歴史と製品について
イタリアのプラモデルメーカー「ESCI Model」は、かつて世界中で愛されたプラモデルメーカーの一つでした。特に第二次世界大戦の車両や航空機モデルが高く評価され、多くのモデラーを魅了しました。

歴史
ESCIは、1960年代にイタリアで設立されました。当初は小規模なメーカーでしたが、高品質なキットと魅力的なラインナップにより、急速に成長しました。1987年にはアメリカのアーテル(ERTL)に買収され、ESCI/アーテルのブランドで生産が続けられました。しかし、1999年にESCIブランドは消滅し、金型はイタリアのイタレリに売却されました。

製品(キット)の特徴
ESCIのキットは、以下の特徴を持っていました。
高品質なキット: 部品精度が高く、組みやすいキットが多く、初心者から上級者まで幅広い層に人気がありました。
魅力的なラインナップ: 第二次世界大戦の車両や航空機を中心に、多くのキットが発売されました。特にドイツ戦車やイタリア戦車、そしてアメリカ軍機は、ESCIの代表的なラインナップでした。
バリエーションキット: 同一のキットをベースに、異なる塗装やマーキングを施したバリエーションキットが多数発売され、コレクター心をくすぐりました。

代表的なキット
ドイツ戦車: パンサー、ティーガーI、ティーガーIIなど、ドイツ戦車の多くのバリエーションが発売されました。
イタリア戦車: M13/40、M14/41など、イタリア戦車のキットも豊富でした。
アメリカ軍機: P-51ムスタング、B-17フライングフォートレスなど、アメリカ軍機のキットも人気がありました。

イタレリへの継承
ESCIの金型がイタレリに売却された後も、ESCIのキットはイタレリブランドで再発売されたり、新しいキットとして生まれ変わったりしています。そのため、現在でもESCIのキットを手に入れることができます。

なぜESCIが人気だったのか?
ESCIが多くのモデラーから愛された理由は、以下の点が挙げられます。
高い完成度: 部品精度が高く、組みやすいキットが多かったため、完成度の高いモデルを比較的簡単に作ることができました。
魅力的なテーマ: 第二次世界大戦という歴史的なテーマは、多くのモデラーを惹きつけました。
バリエーションの豊富さ: 同じ車両でも、異なるバリエーションのキットが発売されていたため、コレクション性が高く、何度も作りたくなる魅力がありました。

まとめ
ESCIは、プラモデル史に残る名門メーカーの一つです。高品質なキットと魅力的なラインナップで、多くのモデラーを魅了しました。ESCIのキットは、現在でも多くのモデラーに愛され続けています。

(つづく)

1/72 RF-4E JASDF 洋上迷彩(4)

第501飛行隊 RF-4E 913号機 低視認性塗装(洋上迷彩) 2016年1月

キャノピー全面をいつものクリアブルーで薄く塗っておきます

主翼下のパイロンは下面色と同様

ただし、ランチャーは不要なので切り離しておきます

マスキングの終わったキャノピーは、下地にフラットブラックを塗っておきます
スタビライザーは下地に淡青色を塗って型紙でマスキング、暗青色を重ねていきます

この段階で、キャノピーを取り付けてしまうため、シートを固定します
シートベルトは、いつものファインモールドの現用機(F-4、F-8)用

キャノピーは全体を暗青色、固定して微妙な隙間を塗料で誤魔化します

デカールがちゃんと使えれば良かったのですが、多分駄目だと思うので日の丸は塗装で仕上げることにしました
白丸の部分は黄変しているし、赤い丸は赤でなくなっているのでやむを得ません
マスキングテープを寸法を合わせて切り抜き、白丸を白サフ、インシグニアホワイトの順に吹き付けます
やはりめんどうがらずに下地に白サフを吹いておくと、その後の仕上がりがかなり違います

赤い日の丸はタミヤアクリルのフラットレッドです

乾燥後マスキングを剥がし、はみ出しをタッチアップ

これで機体の基本的な塗装はほぼ終了

(続く)

1/72 RF-4E JASDF 洋上迷彩(3)

第501飛行隊 RF-4E 913号機 低視認性塗装(洋上迷彩) 2016年1月

洋上迷彩2色目、ファントム暗青色 、VICカラーのSP179を使います
参考にした写真集の塗装図をコピー、型紙にします
この塗装図、ちょうど良い具合に1/48スケールで描かれています

マスキングの作業性を考えれば、先に暗青色を塗って、マスキングして淡青色の順番のほうが良かったかもしれませんが、やはりオーソドックスに淡い色から、ということで進めていきます

再度シグナルブルーでパネルラインプリシェイドを入れておきます

極力薄く、

一旦全てのマスキングを剥がし、様子を見ます

淡青色と暗青色の境界のボカシはあまりうまくいっていません
中途半端な感じ

(続く)

1/72 RF-4E JASDF 洋上迷彩(2)

第501飛行隊 RF-4E 913号機 低視認性塗装(洋上迷彩) 2016年1月

機体の塗装を始めます
参考にしたのは、MoodelArt 艦船模型スペシャル別冊 「航空自衛隊F-4ファントムⅡ写真集」RF-4Eの外面塗装 低視認性塗装 57-6913(2016年1月取材時)
当時この洋上迷彩を施したRF-4Eは、47-6901、57-6913、47-6905の3機
この913号機を作ります
使用する塗料は、VICカラーのSV181 航空自衛隊ファントム用迷彩色セット

まず青味の強いシグナルブルーでパネルラインプリシェイドを入れます
コックピットから機首にかけてフラットブラック、レドームはグロスブラックで塗っておき、マスキングします

尾部のメタル部分は、シルバーの下地に細切マスキングテープを貼り、ファレホのメタルカラー Burnt Ironを軽く吹き付けます

その後、クリアブルー、クリアオレンジ、セピア、スモークなどを使って焼けて汚らしくなった感を出します
若干細切マスキングテープの感覚が広すぎたようでちょっとイメージと違ってしまいました

洋上迷彩の1色目、ファントム淡青色 SP180(FS35109)を全面に薄めに、下地のパネルラインが透けて見える程度に塗っていきます

下面も同様にファントム淡青色

翼中央部分はこの上にファントム暗青色を重ねるためこの程度にしておきます

(続く)

1/72 RF-4E JASDF 洋上迷彩(1)

第501飛行隊 RF-4E 913号機 低視認性迷彩(洋上迷彩) 2016年1月

1/72ハセガワのRF-4E のキットから2016年に3機存在した低視認性迷彩(所謂洋上迷彩)を作ります
RF-4Eのキットはそのまま組立、塗装のみ洋上迷彩とします

キットは1991年の’94 戦競・501SQなのでデカールは相当に黄変、劣化しています
多分まともに貼れないでしょう

コックピットの計器パネルのデカールは何とかだましながら貼ることができました

組立ては前作のキットと全く同じです

胴体の貼り合わせの痕を消して、ドーサルモードテンプレートでスジボリ復活させておきます

機首下面の窓は、前作で使用したマスキング販売さんのマスキングシートの残りを使います

(続く)

1/72 Wellington Mk.ⅠA/C (11)完成

1/72 AIRFIX Vickers Wellington Mk.ⅠA/C , RAF

機体の基本塗装が終了したので、仕上に移ります(写真省略)
・はみ出し、塗り残しの補修(タッチアップ)
・細かいパーツの取付けと塗装
・デカール貼り
・全体を光沢クリアーでコート
・スミ入れ(上面:ブラウン、下面:省略)
・油彩によるウェザリング(上面のみ)
・全体をつや消しクリアーでコート
・残っていたマスキングテープを剥がす

Vickers Wellington 完成です。塗装図の「B」を選択したので、Mk.ⅠAとなります

マーキングは、
”R” Robert, No.20 Operational Training Unit, Royal Air Force Lossiemouth, Scotland, December 1940.
Aircraft recovered from Loch Ness in 1985 and now on display at the Brooklands Museum of Racing and Aviation, Surrey, England.

この機体は、1985年にネス湖から回収され、現在はイギリス サリー州ブルックランズ レーシング アンド アビエーション博物館に展示されている、とのことです

(完)