1/72 RF-4E JASDF 洋上迷彩(5)

第501飛行隊 RF-4E 913号機 低視認性塗装(洋上迷彩) 2016年1月

デカールを貼り始めたところで大きく躓いてしまいました
ハセガワの相当に古いキットのため、例によってデカールが使い物になりません
機種側面から貼り始めたのですが、やはりバラバラに砕けてしまってまともに貼ることができないのです
Liquid Decal Film をあらかじめ塗っていたにもかかわらずダメでした
更に厚塗りして膜を作った状態で貼ることも考えましたが、きれいな仕上がりになるとは思えず使用を断念しました
以前ファインモールドのRF-4EJを作った際に、パーツの請求カードが無傷で残っていたのを思い出し、デカールを再請求することにしました

約2週間後、到着したデカールを貼り終えたのがこの写真

913号機の機番だけはキットのものを騙しながらなんとか貼ることに成功、日の丸は塗装済みの上にファインモールドのデカールを貼ったため白丸の径が合わず、太くなってしまいました
資料本を参考に寸法を測って塗装したので、多分デカールのほうが若干小さめなのだと思います
日の丸は塗装のまま貼らずに済まそうかとも思いましたが、赤い丸の部分に文字が入っていて一体物のデカールなので貼らざるを得ませんでした

スタビライザーは真鍮線で軸うちしています

パネルラインがRF-4EJと微妙に違うので、貼り付け位置がずれているものが多く、そのためマークフィットやデカールのりを多用したため表面が荒れています

機体の最後尾についている「燃料タンク放出ベントマスト」気を付けていたのですがやはり取れてどこかへ飛んで行ってしまいました
プラバンを貼り合わせてそれらしく作ります
そのままではイモ付けなので、0.2mmのピアノ線で軸うちして取り付けます

形が若干違うような気もしますがとりあえずこのままで

機首のピトー管は、MASTER製 AM-72-036 1:72 F-4 PHANTOMⅡ LONG NOSE VERSIONSを使います

垂直尾翼の昇降舵センサー圧力検知プローブも取り付けます

デカール保護に光沢クリアーでコート、墨入れと軽くウォッシングを行い、残りの細かいパーツを取り付けます
主脚とカバーなどを取り付け固定、燃料タンクとパイロンも取り付けます

最後に艶消しクリアーを全体にかけて完成です

1/72 RF-4E JASDF 洋上迷彩(4)

第501飛行隊 RF-4E 913号機 低視認性塗装(洋上迷彩) 2016年1月

キャノピー全面をいつものクリアブルーで薄く塗っておきます

主翼下のパイロンは下面色と同様

ただし、ランチャーは不要なので切り離しておきます

マスキングの終わったキャノピーは、下地にフラットブラックを塗っておきます
スタビライザーは下地に淡青色を塗って型紙でマスキング、暗青色を重ねていきます

この段階で、キャノピーを取り付けてしまうため、シートを固定します
シートベルトは、いつものファインモールドの現用機(F-4、F-8)用

キャノピーは全体を暗青色、固定して微妙な隙間を塗料で誤魔化します

デカールがちゃんと使えれば良かったのですが、多分駄目だと思うので日の丸は塗装で仕上げることにしました
白丸の部分は黄変しているし、赤い丸は赤でなくなっているのでやむを得ません
マスキングテープを寸法を合わせて切り抜き、白丸を白サフ、インシグニアホワイトの順に吹き付けます
やはりめんどうがらずに下地に白サフを吹いておくと、その後の仕上がりがかなり違います

赤い日の丸はタミヤアクリルのフラットレッドです

乾燥後マスキングを剥がし、はみ出しをタッチアップ

これで機体の基本的な塗装はほぼ終了

(続く)

1/72 RF-4E JASDF 洋上迷彩(3)

第501飛行隊 RF-4E 913号機 低視認性塗装(洋上迷彩) 2016年1月

洋上迷彩2色目、ファントム暗青色 、VICカラーのSP179を使います
参考にした写真集の塗装図をコピー、型紙にします
この塗装図、ちょうど良い具合に1/48スケールで描かれています

マスキングの作業性を考えれば、先に暗青色を塗って、マスキングして淡青色の順番のほうが良かったかもしれませんが、やはりオーソドックスに淡い色から、ということで進めていきます

再度シグナルブルーでパネルラインプリシェイドを入れておきます

極力薄く、

一旦全てのマスキングを剥がし、様子を見ます

淡青色と暗青色の境界のボカシはあまりうまくいっていません
中途半端な感じ

(続く)

1/72 RF-4E JASDF 洋上迷彩(2)

第501飛行隊 RF-4E 913号機 低視認性塗装(洋上迷彩) 2016年1月

機体の塗装を始めます
参考にしたのは、MoodelArt 艦船模型スペシャル別冊 「航空自衛隊F-4ファントムⅡ写真集」RF-4Eの外面塗装 低視認性塗装 57-6913(2016年1月取材時)
当時この洋上迷彩を施したRF-4Eは、47-6901、57-6913、47-6905の3機
この913号機を作ります
使用する塗料は、VICカラーのSV181 航空自衛隊ファントム用迷彩色セット

まず青味の強いシグナルブルーでパネルラインプリシェイドを入れます
コックピットから機首にかけてフラットブラック、レドームはグロスブラックで塗っておき、マスキングします

尾部のメタル部分は、シルバーの下地に細切マスキングテープを貼り、ファレホのメタルカラー Burnt Ironを軽く吹き付けます

その後、クリアブルー、クリアオレンジ、セピア、スモークなどを使って焼けて汚らしくなった感を出します
若干細切マスキングテープの感覚が広すぎたようでちょっとイメージと違ってしまいました

洋上迷彩の1色目、ファントム淡青色 SP180(FS35109)を全面に薄めに、下地のパネルラインが透けて見える程度に塗っていきます

下面も同様にファントム淡青色

翼中央部分はこの上にファントム暗青色を重ねるためこの程度にしておきます

(続く)

1/72 RF-4E JASDF 洋上迷彩(1)

第501飛行隊 RF-4E 913号機 低視認性迷彩(洋上迷彩) 2016年1月

1/72ハセガワのRF-4E のキットから2016年に3機存在した低視認性迷彩(所謂洋上迷彩)を作ります
RF-4Eのキットはそのまま組立、塗装のみ洋上迷彩とします

キットは1991年の’94 戦競・501SQなのでデカールは相当に黄変、劣化しています
多分まともに貼れないでしょう

コックピットの計器パネルのデカールは何とかだましながら貼ることができました

組立ては前作のキットと全く同じです

胴体の貼り合わせの痕を消して、ドーサルモードテンプレートでスジボリ復活させておきます

機首下面の窓は、前作で使用したマスキング販売さんのマスキングシートの残りを使います

(続く)

1/48 ハセガワ 十二試艦戦 (7)完成

1/48 A6M1 三菱 十二試艦上戦闘機 試作1号機 1930

いつものようにつや消しクリアーでトップコート、マスキングを剥がして完成です
スミ入れは、タミヤスミ入れ塗料のグレイで軽く、汚しは省略しました
脚収納部と脚カバー内側を青竹色で塗ってしまいましたが、資料本を見ると以降の三菱製零戦と同様、機体下面色と同じ(明灰白色)で良かったようです
プロペラ裏面もつや消し黒にしていますが、暗褐色が正解のようです

(完)

1/48 ハセガワ 十二試艦戦 (6)

1/48 A6M1 三菱 十二試艦上戦闘機 試作1号機 1930

基本塗装が終了、タッチアップの後、キャノピーや細かいパーツを付けていきます

キャノピーと機体との間の隙間は、目立たない程度なので特に埋めたりしません
アンテナ支柱とキャノピーを固定します

ピトー管だけはいつも真鍮線で作り直しています
外径0.8mmの真鍮パイプに0.3mmの真鍮線を組み合わせて瞬間接着剤で固定します

排気管を一旦取付、開口までした後に、どうも取り付け位置が違っていることに気が付きました
側面図を見ると、主翼前縁と同じ高さになっています
あまりにも違うのでやり直し

排気口を取外し、痕を綺麗に削って開口部分もパテ埋め、カウリングを再塗装しておきます

図面と同じ高さ、カウルフラップの中から突き出ているような感じに固定、塗装と開口

デカールを貼って、主脚、プロペラを仕上げます

(続く)

1/48 ハセガワ 十二試艦戦 (5)

1/48 A6M1 三菱 十二試艦上戦闘機 試作1号機 1930

日の丸と歩行禁止線を塗装で仕上げるということを忘れていました
パネルラインプリシェイドを入れてしまった後ですが、マスキングしてホワイトのプライマーを塗り下地を作ります

タミヤアクリル XF-7 フラットレッドを、あまり分厚くならないように

下面の日の丸も

乾燥後、赤いラインと日の丸をマスキングして、再度パネルラインプリシェイドを入れなおし、機体の塗装を行います
機体色は、ファレホ 71.046 PALE BLUE GREY を使います(途中写真省略)

パネルラインのパープルが薄く透けて見えるよう、グラデーション塗装です

赤い歩行禁止線は、0.4mmと0.7mmの細切マスキングテープを使用しましたが、1/48スケールで丁度いい感じの太さになっています

(続く)

1/48 ハセガワ 十二試艦戦 (4)

1/48 A6M1 三菱 十二試艦上戦闘機 試作1号機 1930

エンジンを取り付けます
すんなりとカウリングに入ってくれないため、少しずつ削っていく必要があります

何とかエンジンを収めてみると、カウリングの位置が若干上になって、無くしたはずの段差が復活してしまっています
これ以上削ってカウリングの位置を下げても、プロペラ軸が中央から外れてしまうのでここらで妥協することにします

嫌いな青竹色で塗ってみましたが、三菱製の零戦各型と同様機体下面と同色のほうが良かったかもしれません

機体の塗装前に、いつものパネルラインプリシェイドをパープルで入れます

(続く)