1/48 ハセガワ 十二試艦戦 (3)

1/48 A6M1 三菱 十二試艦上戦闘機 試作1号機 1930

試作1号機と2号機で形状が異なる機首下面の潤滑油冷却空気取入口はそれぞれのパーツが用意されているので、パーツを選択します
今回は試作1号機なのでカウル側のパーツ№「V2」(溝の大きいほう)を取り付けます

空気取入口側も試作1号機用のパーツを組み立てます

胴体を貼り合わせ、合わせ目を消し、水平尾翼を取り付けます

機首の7.7mm機銃口を固定しますが、微妙な隙間があるため両脇から押さえて固定します

合わせ目を消してパネルラインを彫り直し、目立たなくなりました

エンジンカウルはスライド金型による一体モノとなっていますが、そのまま取り付けると機首上部に隙間ができてしまいます

横から見てもわずかに段差ができています
図面を見ても、ここはフラットにならないといけないのですが、カウル側が高いのです

機首下面の冷却空気取入口のあたりを少々削ってカウルの取り付け位置を若干下げています
後方から見た時にできていた隙間も目立たなくなりました

ほぼフラットになったでしょうか

(続く)

1/48 ハセガワ 十二試艦戦 (2)

1/48 A6M1 三菱 十二試艦上戦闘機 試作1号機 1930

コックピットは二一型と同じ、操縦席の軽め穴もピンバイスで開けておきます

シートベルトは「紙創り」の1/48 日本海軍機用を使用、カーキ色で着色しています

左右の側壁パーツは、機体に取り付けてから操縦席のシートと床板を取り付けるようにしました

機内色は、VICカラーのMA045 コックピット色(三菱系)、適当にシルバーとブラックでアクセントを付けています

合わせ目には若干ですがヒケて窪んでいる箇所があり、やはりパテで埋めたほうが良いようです

主翼も貼り合わせておきます

キャノピーのマスキングは、いつものマスキング販売さんから購入した一一型用のもの、
毎度お世話になっています(^^♪

二一型とは後部のガラス面の形状が若干違うのです

(続く)

1/48 ハセガワ 十二試艦戦 (1)

1/48 A6M1 三菱 十二試艦上戦闘機 試作1号機 1930

1/48の零戦各型の製作を始めます
前回二一型を作りましたので十二試艦戦から一一型、二二型、三二型と続いていく予定です
ハセガワのキットだけで各型揃っていて、そのほかにエデュアルド、アカデミーのそれぞれ二一型があります
暫くはファントム祭りと零戦祭りが並行していきます

キットは箱だけ見ると結構古い感じ、かすれている箇所もあり、随分歪んでいます

エンジンと機首廻りが二一型と違っているので別パーツになっています

デカールは試作1号機と試作2号機のもの、カルトグラフなのでそのまま使えるでしょう
キャノピーは後部のガラス面の面積の広いものが付いています

(続く)

1/72 RF-4E Recon Phantom 戦術迷彩(8)完成

JASDF第501飛行隊のハセガワRF-4E: 1994年戦競参加機

苦行のデカール貼りです
細かいコーションデータなど約130枚近くあります
考えただけでもうんざりしますが、これを貼り終えないと完成しないのです

デカールを貼り終えたら、主脚、カバー類、ドロップタンク、ピトー管などを取付、最後に艶消しクリアーでコートして、マスキングを剥がせば完成です

(完)

1/72 RF-4E Recon Phantom(7)

JASDF第501飛行隊のハセガワRF-4E: 1994年戦競参加機

上面の塗装が終了、マスキングして下面の塗装を行います
VICカラーのSP189 航空自衛隊ライトグレー FS16440を使います

マスキングテープを剥がすといつものことですが、やはり塗膜の弱いところが持っていかれています
マスキングそのものが上手く出来ていなくて塗り残しやはみ出しもできているので、部分的に修正

尾部の焼けているところの塗装です
ダークアイアンで塗って、細切マスキングテープを貼っていきます
0.4mmと1.0mmのテープを使います
その上にファレホのMETAL COLOR 77.721 Burnt Ironを塗ってみることにしました

尾翼(スタビライザー)も同様に

似たような色だったのであまり効果が出ていません

クリアブルーとクリアオレンジを薄く溶いてグラデーションをかけてみます

脚柱のオレオの部分は、メタルックを使います

機体の塗装がほぼ終了、コックピットにもシートを付けて、

今回のシートベルトはファインモールドのものを使っています

ブラックで塗っておいたキャノピーを取り付けてしまいます

迷彩塗装の際に取り付けばよかったと反省
キャノピーだけのためにまたマスキングする必要があります

乾燥待ちの間に車輪などを仕上げてしまいます

キャノピーに残りの SP188 タン を塗って塗装終了

スタビライザーも塗装してこれで機体の塗装は終了です

下面も終了

370gal ドロップタンプは上下に塗り分けます
塗装図をコピーして型紙にします

あまり型紙の効果がなく、結局手直しは筆塗りとなりました

(続く)

1/72 RF-4E Recon Phantom(6)

JASDF第501飛行隊のハセガワRF-4E: 1994年戦競参加機

機体上面の3色迷彩「戦術迷彩」です
最初に黄土色/FS30372/SP188から

続いて2色目、薄松葉色/FS34108/SP187

最後にフィールドグリーンFS34097/SP190 の順に塗装します
3色目の塗り分けは、細かいパターンを型紙と「ひっつき虫」を使ってマスキングして行います

マスキングテープを剥がして確認します
やはり細かい部分で失敗しています・・・塗装直後のVICカラーは食いつきがあまりよくなく、マスキングテープを剥がす時に持っていかれることがあります

吹込み、擦れ、吹き付けムラ、はみ出し、なんでもありの状態ですが、これで機体上面の塗装はだいたい終了です

(続く)

1/72 RF-4E Recon Phantom(5)

JASDF第501飛行隊のハセガワRF-4E: 1994年戦競参加機

キャノピーのマスキングは、いつものマスキング販売さんのシートを使います
RF-4用なので、機首下面のカメラステーションの窓も対応しています

機首下面のカメラステーションのクリアパーツはここで取り付けておきます

機体の塗装前に、使用する色を調合しておきます
グレーFS36118がインストの使用色リストにあったので何も考えずに調合して作りましたが、よく見ると一か所しか使わないのです
前脚庫ドアに突き出ている大きなV/UHF用アンテナブレード、この部分の塗装に使います

そのほか、グレーFS17875は、前作F-4EJの時に調合しておいたもの、グレーFS36231は近似色のXF-54 ダークシーグレーを使います

機体の迷彩塗装には、VICカラーの「航空自衛隊RF-4E偵察型用迷彩色」SV189セットを使用します

セットの内容は、
・薄松葉色/FS34108/SP187
・黄土色/FS30372/SP188
・グレーFS16440/SP189
・フィールドグリーンFS34097/SP190
の4本となります

例によって、パネルラインプリシェイドをブラックで入れます

下面も同様に
機首下面のカメラステーションのクリアパーツはつや消し黒で塗っておきます

(続く)

1/72 RF-4E Recon Phantom(4)

JASDF第501飛行隊のハセガワRF-4E: 1994年戦競参加機

エアーインテーク内をホワイトでグラデーションを付けて塗装します
奥へ向かって黒っぽくなるように

マスキングして取り付けます

垂直尾翼のピトー管はファインモールド製に置き換えるため切断し、0.4mmのピンバイスで開口しておきます

エアーインテークを固定し、全体を確認します

大きな隙間は無いものの、合わせ目が若干窪んだように細い溝になっているため、パテで埋めておきます

胴体後方の合わせ目は、ドーサルモードテンプレートを使って彫り直します

ここだけ彫り過ぎないように、周りのパネルラインと深さを合わせています

(続く)

1/48 ハセガワ 零戦二一型 (5)完成

1/48 A6M2b 三菱 零式艦上戦闘機二一型 ”台南航空隊 坂井三郎一飛曹機” 完成しました
「日本海軍機の塗装 ソコハ何色?」(大日本絵画)に掲載されている三菱製零戦二一型の基本塗装に従い、風防内部の機体上面はつや消し黒、主脚格納部及び脚カバー内側は機体外側との認識による明灰白色、プロペラ裏側はつや消し茶色としています
補助翼の突出型マスバランス(ツヤあり黒)は取付しませんでした

(完)

1/48 ハセガワ 零戦二一型 (4)

1/48 A6M2b 三菱 零式艦上戦闘機二一型 ”台南航空隊”

細部の塗装、燃料タンク給油口のアクセスパネルは赤、その斜め下の弾倉取付用明り取り窓は透明アクリル板の内側が青竹色、翼端灯と編隊灯は左が赤で右が青、左主翼上面のすべり止めはタイヤブラックとしました

参考にしたのはこの資料「日本海軍機の塗装 ソコハ何色?」の13ページ、4.零戦二一型の上面基本塗装
今回は、三菱製の二一型ということで、主脚収納庫と脚カバー内側は機体外側という認識に基づき明灰白色としています

弾倉取付用明り取り窓の青竹色は若干違和感があります

垂直尾翼の機体番号と斜めの青帯その他細かいデカールを貼り、キャノピーを固定します

主脚のブレーキパイプは、0.4mmのリード線

プロペラは表銀色、裏茶色(VICカラーのプロペラ色)、先端の警戒帯は赤2本線のデカールを貼ります

主脚を取付固定、脚カバーを取り付け、主翼に補助翼の作動ロッドとピトー管を取り付けます
ピトー管は1.1mmの真鍮パイプに0.4mmの真鍮線を差し込んで取付け
翼端灯はクリアパーツを取り付けた後、エナメルのクリアブルーとクリアレッドで塗装

アンテナ支柱を取り外した後のキャノピーは開口部をどうしていたんでしょう、ちょっと気になります