1/48 ハセガワ 零戦二一型 (3)

1/48 A6M2b 三菱 零式艦上戦闘機二一型 ”台南航空隊”

キャノピーのマスキングです。いつものマスキング販売さんのシートを使います

キャノピー下地にはブラックを塗っておきます
いままで機内色(コックピット色)を塗っていましたが、色々資料を漁ってみるとブラックでも良いようです

機体の塗装はいつものようにグラデーション塗装とします
今回使用したのは、明灰白色の近似色として以前から使用しているファレホの71.046 Pale Blue Grey です

下地のパネルラインプリシェイドを残すようにパネルの中央部に塗料を重ねていきます

カウリングは、青味のあるブラックということで、VICカラーの CA049 カウリング塗色(三菱系)を使います
このカウリング塗色は半艶なので最後に艶消しクリアーで調整します

マスキングテープを剥がして確認します
日の丸、主翼の歩行禁止線、垂直尾翼の白帯、珍しくきれいに仕上がっています

デカールを貼るのは、垂直尾翼の機体番号と胴体後方の斜めの青帯、歩行禁止線のオスナ、足踏表記の4種類だけとなります

1/48 ハセガワ 零戦二一型 (2)

1/48 A6M2b 三菱 零式艦上戦闘機二一型 ”台南航空隊”

機体の塗装前にいつものパネルラインプリシェイドをブラックで入れます

下面も同様に

日の丸とフラップ上部の歩行禁止線は塗装することにします
ホワイトサフで下地を塗ってから

下面と胴体の日の丸も同様に

あまり広範囲に塗らないようマスキングをしてレッドで塗装

主翼の日の丸は上下ともに直径88cmなので1/48スケール換算で約18.3mm、主翼折り畳み部から285mmなので換算すると約6mmの位置に合わせます
実際にはやや大きめに塗装してマスキングすることになります

下面も上面同様に

マスキングテープから18mmの円を切り出してマスキング、歩行禁止線はキットのデカールは「ロの字」になっていますが正確には外側の1辺が無い「コの字」なので、0.7mmと0.4mmの細切マスキングテープでマスキングします

ついでに風防内部もつや消しのブラックで塗っておきます

胴体の日の丸は直径75cmなので1/48スケール換算で約15.6mm、第7隔壁から20mm後ろということなので位置を合わせて15.5mmの円を切り出してマスキング
台南空の坂井三郎一飛曹機とするため、垂直尾翼の白帯もマスキングしておきます

2度手間となりましたが、消えてしまったパネルラインプリシェイドを再度ブラックで入れます

1/48 ハセガワ 零戦二一型 (1)

1/48 A6M2b 三菱 零式艦上戦闘機二一型 ”台南航空隊”

暫く東欧製のキット(VALOM、MPM)が続いてストレスが溜まってきたので、モチベーションを保つためにハセガワに戻って気持ちよく仕上げたいと思います
自分の模型作りの原点ともいえる零戦、一応零戦は十二試艦戦から六四型、二式水戦まで各型が積みプラに揃っているので、二一型から製作することにします

キットは少々古いですが台南航空隊の坂井一飛曹機にします

箱は若干へたっていますが中身には関係ありません

インストの日付は1996年、黄ばんでいます
台南空所属の9機分のデカール
大きなバリもなく歪みもありません
デカールはそのまま使えそうです

まず主翼下面のエルロンの端にあるモールドを削り取って横に入っている溝を埋めるよう指示されています

操縦席後方のループアンテナと支柱用の穴を開けます

操縦席はシートのモールドの軽め穴を開口、シートベルトは「紙創り」の製品を使用、計器パネルはデカール、その他機内の機器類は適当にブラック、シルバー、レッドでアクセントを付け塗り分け
機内色は、VICカラーのMA045コックピット色(三菱系)

艶消しクリアーで艶を押さえてコックピット廻り完成

胴体と主翼を貼り合わせ、合わせ目はパテではなく溶きパテでわずかにできた溝を埋めて削るくらい

エンジンの組立、パイピングはせず、そのまま組立て塗装します

AKインタラクティブのEngine Grimeで若干の油汚れを表現してみましたが、あまり目立ちません

エンジンを機体に取り付け、

カウリングもこの時点で取り付けてしまいます
そのまま取り付けると、機首上面とレベルが合わず隙間が出来てしまうので、あちこち削りながらできるだけ隙間を少なくなるよう固定してしまいます


1/72 RF-4E Recon Phantom(3)

JASDF第501飛行隊のハセガワRF-4E: 1994年戦競参加機

機体の組立はほぼ終わり、エアーインテークの取付と合わせ目の処理を行います

エアーインテークの内部はホワイト、入口から奥に向かってグラデーションとなるように
入口をマスキング
垂直尾翼のピトー管は、切断しファインモールドの金属パーツに置き換えるためピンバイスで開口しておく
エアーインテークと胴体側面の接合部の段差が気になるがこのまま
機体下面は特にマスキングなし
やはり胴体合わせ目に窪んだ溝が出来ているためパテで埋めて削ることに

1/72 RF-4E Recon Phantom(2)

JASDF第501飛行隊のハセガワRF-4E: 1994年戦競参加機

胴体前部とコックピット廻りを組み立てます
ハセガワのファントムは2機目、ファインモールドのキットを合わせると5機目なので、インストを見なくても大体わかるようになってきましたが、偵察機型は細かい部分で違うのでやはり一つ一つ確認しながら進めます

内部をブラックで塗装

窓の部分にクリアーパーツをはめ込んで固定

操縦席廻りは、F-4EJと同様ライトグレーを何も考えずに塗ってしまったが、インストをよく見ると グレーFS36231、近似色はタミヤアクリルのXF-54 ダークシーグレー
同じハセガワのキットなのに色の指定が随分違う

コックピットはデカールを使って簡単に仕上げています
スミ入れとウォッシングは省略

胴体前部に操縦席を合わせて確認

貼り合わせる前に、操縦席の下に前輪の格納部を付けなければならないのを忘れていてやり直し

胴体後部も貼り合わせ

操縦席後方の貼り合わせ部分の段差、これはちょっと厳しいがこのまま

主翼下半分を仮組してみる

そのままでは写真のように斜めに段差

段差が目立たないように胴体と固定

主翼の上面は後で取り付け、貼り合わせ

主翼上面を貼り合わせて隙間の無いように固定

1/48 震電(7)完成

1/48 ハセガワ 九州飛行機 J7W1 局地戦闘機 震電

震電 完成です

艶消しクリアー(MATT)に半艶クリアー(SATIN)を同量加えて、完全艶消しでもなく半艶でもない中間の光沢としました

1/72 震電改 製作(6)

1/72 ハセガワ 九州飛行機 J7W2 局地戦闘機 震電改

敵味方識別帯を塗装します

日の丸以外のデカールを貼ります
1947年の第352海軍航空隊所属機という架空の設定、雷電の青木中尉搭乗機のような稲妻が機首に描かれています
機番は「352-90」側翼の外側、オスナ/フムナの文字だけを主翼に貼ります

やはり、1/72では0.4mm幅のマスキングテープではちょっと太かったようです
もう少し細くしたかったのですが
光沢クリアーでコートし、スミ入れとウェザリングを行います

今回のウェザリングは、
エナメル塗料で墨入れと拭き取り、主翼上面のみ油彩で汚し、水性WASHのライトグレーとグリーンで軽くウォッシング、となっています

全体的にもう少し明るめに仕上げたほうが良かったかもしれません
1/48震電と同じオリーブグリーンを使ったため、スケールの小さい分暗く見えてしまいます

下面は拭き取り時にわざと部分的に残して、拭き取りムラになるようにしています

残っている脚まわりのパーツです

主脚の取り付けは、片方ずつ角度を決めていきます

(続く)

1/48 震電 製作(6)

1/48 ハセガワ 九州飛行機 J7W1 局地戦闘機 震電

主翼前緑の敵味方識別帯を塗ります
予め黄色で塗装してマスキングしておけば良かったのかもしれませんが、何となく後回しにしていました
マスキングして、下地にホワイトサフを塗ってから黄色(タミヤアクリル XF-3 フラットイエロー)で塗装します

黄色は意外に隠ぺい力が弱いので、下地処理を省略して直接エアブラシで塗ろうとすると、6回~8回くらい薄く塗り重ねることになります
白または薄いグレーの下地があれば3回程度で済むので、面倒でも下地処理は欠かせません

残っていたデカール(オスナ/フムナの文字だけ、右側面エアーインテーク前の警戒線)を貼り、光沢クリアーでコートします

下面にも同様に、

ウェザリングです
凸モールドなのでスミ入れはダークブラウンで動翼部分中心に、陰影を付けるような感じで影になる部分に拭き残し、その後薄いライトグレーとグリーンでウォッシングしています
エナメルのスミ入れ塗料を拭き取った後にファレホの水性WASHをかけているので、若干弾いてしまって表面が荒れています

下面はダークグレーで墨入れとウォッシング、こちらも完全に拭き取らず、汚れた感じを出しています

車輪、カバー類を取付け、高強度の瞬間接着剤で固定、補強しておきます
脚カバーと車輪ホイールのシルバーの部分には、AKインタラクティブの WASH Landing Gear で軽くウォッシングしています

この角度から見ると、小汚い感じですが、最後にクリアーをかけると丁度いい感じになるはずです

脚の取り付け角度は、図面を見ながら合わせ、固定します
オレオの部分には、久しぶりメタルックを貼ってみました

プロペラは、VICカラーのCA048 茶色(プロペラ)を使いました
進行方向前面に黄色の警戒線、裏側には先端を黄色で塗ります

補強しておいたアンテナ支柱と機首の機銃も取付け、これで全てのパーツの取付が終了、クリアーでコートして完成となります

(続く)

1/72 震電改 製作(5)

1/72 ハセガワ 九州飛行機 J7W2 局地戦闘機 震電改

やはり1/48震電と同じ0.4mmのマスキングテープは少々太かったようです

下面との塗り分けはそれほど酷くないので、多少のリタッチで済むようです

機体の塗装はこれで一先ず終わり、残っているデカールを貼ります

(続く)