1/48 紫電一一型甲・乙 製作(2)

1/48 ハセガワ 川西 紫電一一型甲 N1K1-Ja/川西 紫電一一型乙 N1K1-Jb

順番的にはいつものようにコックピットからなのですが、気になるところから手を付けていきます
主翼の後縁の厚みがいつも気になるので削ることにしています
塗装前はあまり気にならないのですが、塗装してみると本来薄くなければならない部分に端面が出来てそこが塗り残しになったり上下どちらかの塗料がついて目立ってしまうのです

右翼側から削っていきます
後縁だけを削るとかえって隙間が開いてしまうので、中央から後半にかけて面で削っていきます

右翼だけ削って仮組してみると、あまり違いがわかりません

※マウスカーソルを置いてCtrl]キー2回押すと拡大表示となります

結局自己満足でしかないのですが両方削って、いくらか薄くなったつもり、ということにします

コックピットの組立ですが、甲と乙のインストで塗料の指示が随分違います

左が甲、右が乙
機内色の説明で、甲がコックピット色の三菱系と中島系を半々に混ぜるよう指示しているのに対し、乙はカーキーグリーンとコックピット色三菱系で塗り分けるような指示になっています
甲と乙でそこまで違うとは思えないのですが、どうなんでしょう
どちらが正解なのかわかりません

推奨する塗料の一覧も微妙に違っています

悩んでいても進まないので、機内色はVICカラーのコックピット色(三菱系)にします
細かい機器は濃い目のダークグリーンでアクセントを付けることにします

操縦席のシートベルトは、「紙創り」の製品を使います

ファインモールドからも強風・紫電用に販売されていますが、安価な紙創りの製品を使うことにします

操縦席の計器パネルは、デカールが2種類用意されています
計器部分だけ白く透明なものと、黒地に白く計器が印刷されているもの、の2種類ですが、下にフラットブラックを塗って両方貼り比べてみると、違いがよくわかりません
見分けがつかなくなっていますが、白い計器がはっきり出ているのが黒地に白の印刷だったと思います

(続く)

1/48 紫電一一型甲・乙 製作(1)

1/48 ハセガワ 川西 紫電一一型甲 N1K1-Ja/川西 紫電一一型乙 N1K1-Jb

1/72で紫電一一型甲、乙、紫電二一型と一通り製作したついでに、1/48も各型積んであるので一気に片付けてしまうために続けて製作してしまいます

1/48の紫電は全てハセガワ製、甲・乙並行して製作します
パッケージ(箱絵)は随分違いますが、パーツを見ると同じ金型のようで、甲と乙の違いを除けば同じキットを2つ作るようなものです
インストを見るとどちらも2005年の印刷、比較的新しいキットなのでデカールも多分使えるでしょう

まずは、紫電一一型甲から

バリは殆どありません
デカールも綺麗で変色やシミもなく、多分使えるでしょう

塗装説明図は3パターン、試製紫電も載っています
流石にAOSHIMAのような間違いは無いようです

続いて紫電一一型乙

キャノピーなどは甲・乙全く同じものです

主翼下面は違いがよくわかります

塗装説明図は甲と同様3パターン、210空、矢田部空、元山空のマーキングとなっています
塗装図の縮尺が書いてあるのが助かります

※小さな画像は、マウスのポインタを画像の上に、Ctrl]キーを2回押すと拡大表示が可能です

(続く)

1/72 紫電二一型 (12) 完成

1/72 N1K2-J ハセガワ局地戦闘機 紫電改

ハセガワの紫電改、キャノピーのマスキングをやり直して完成です
AOSHIMAの紫電改と比べると若干キャノピーが大きいように感じます
前の塗装を落として磨いているうちに少しヒビが入ってしまったので曇ったままとなっています
マーキングは、343空 戦闘第407飛行隊のB-17号機、RISING DECALの塗装説明図では胴体日の丸の中に機番(17)が透けて見えているのですが、上手く再現できませんでした

胴体右側面のみ撃墜マークが描かれています
大戦末期の日本機によく見られたハゲチョロを油性鉛筆で書き込んだのですがあまり目立たなくなってしまいました



1/72 紫電二一型 (11) 完成

1/72 AOSHIMA 紫電二一型 N1K2-J/紫電改 & ハセガワ局地戦闘機 紫電改

AOSHIMA製 紫電二一型(紫電改)完成です
ハセガワの紫電改も完成するはずでしたが、キャノピーの塗り分けに見事に失敗していたため急遽やり直すことにしました
いつものマスキング販売さんのものを購入しておけば良かったのですが、適当に細切テープでマスキングしたらやはり失敗していました
という訳で、とりあえずAOSHIMAのキット、343空 第301飛行隊の有名なA-15号機 菅野大尉乗機の完成です

今回は主翼を中心にウェザリングを強めにかけたつもりでしたが、つや消しクリアーでコートするとあまり目立たなくなってしまいました

褪色表現はいつもよりパネルラインの強調が残っているとおもいます

AOSHIMAのキット、デカールと塗装図がデタラメな以外は組み立てやすく良いキットだと思います



1/72 紫電二一型 製作(10)

1/72 AOSHIMA 紫電二一型 N1K2-J/紫電改 & ハセガワ局地戦闘機 紫電改

デカールを貼り終え、全体に光沢クリアーでコート

スミ入れとウォッシングです
上面はAKインタラクティブのPANELINER、下面はタミヤのスミ入れ塗料ダークグレーを使います
拭き取りはAKインタラクティブのWhite Spirit

上面のスミ入れにダークブラウンを使用したために白っぽくラインが目立ってしまいました
ちょっとイメージと違うのです

主翼上面のみ油彩を使って汚してみます
白っぽく目立っているパネルラインを埋めるように擦り付けていきます
黄色系は不要でした
拭き取りはオドレスペトロール、新宿の世界堂で購入した物です

AOSHIMAの機体のピトー管がやはりというかいつものように折れてどこかに行ってしまいましたので、0.5mmのアルミパイプと0.3mmの真鍮線で作り直します
アンテナ支柱も2機とも0.8mmの真鍮棒を削って置き換えます

アンテナ線はいつものストレッチリギング、支柱から尾翼で折り返して支柱根本へ引き込まれているので、尾翼と支柱間を張った後、支柱の根本に巻き付けて固定、そこから尾翼まで張っています
キャノピーも固定、主脚、カバー、増槽を取付けます
翼端灯、排気管などの細かい部分の塗装を仕上げてしまいます
アンテナ支柱にもプライマーと機体色を塗っておきます

乾燥後、つや消しクリアーでコートして、マスキングテープを剥がせば完成となります




1/72 紫電二一型 製作(9)

1/72 AOSHIMA 紫電二一型 N1K2-J/紫電改 & ハセガワ局地戦闘機 紫電改

いよいよ問題のデカール貼りです
AOSHIMAの塗装図とデカールは全く参考にならないので、エアロディテールの塗装図を基に位置決めを行います
日の丸の位置は、垂直尾翼の後端から約29mm、胴体の日の丸の大きさは約13.7φ、斜めの黄帯だけはAOSHIMAのデカールをコピーして位置を決めます
写真のように黄帯の端が一部日の丸の白丸の上にかぶさるかたちになります

主翼の日の丸は、上下翼とも翼端から19.7mm、約20mmの位置とします
主翼の日の丸の大きさは約15.4φ、垂直尾翼の機番は、垂直尾翼頂部から11.7mmの位置に文字の下端がくるようにします

胴体の黄帯は、デカールの余白を考慮して若干前寄りに細いテープを貼っておきます
ピッタリの位置だと、テープを剥がす時にデカールの余白が引っかかって持っていかれることがあるためです

日の丸は塗装図からスケール換算して丸く切り出したマスキングテープを貼って大きさと位置を確認しておきます

ハセガワの機体も同様に位置決めをしておきます
こちらは胴体の帯の無い343空第407飛行隊のB-17号機としました

下面の日の丸も同様に位置決めします

デカールを全て貼り終え、弛んだところはタミヤのマークフィット スーパーハードタイプを塗って暫く乾燥させます
このスーパーハードタイプはデカールを一旦軟らかくして乾燥時に収縮しながら多少の凸凹にもフィットしてくれるという恐ろしいもので、使い方を誤るとシワだらけになって固まってしまいます
そのため今回胴体の黄帯と日の丸だけAOSHIMAのキット付属の硬いデカールを貼ったところへ使っています
主翼の日の丸は軟らかいRISING DECALなのでこのマークフィットは使いません

日の丸の赤さが胴体と主翼で若干違うのが気になります

右側面も同様に黄帯が白丸にかかります

ハセガワの機体は全てRISING DECALを使用、こちらは特に何もしなくてもピッタリフィットしてくれます

B-17号機は、右側面に撃墜マークがつきます

RISING DECALの塗装図では、日の丸の中の白い17番が赤の中に透けて見えるような感じなので、試しにもう一枚日の丸を上から貼ってみましたがダメでした
17番の数字は見えなくなってしまいました
これについてはどうやったら塗装図のようになるのかの説明は無いので結局わからないままです




1/72 紫電二一型 製作(8)

1/72 AOSHIMA 紫電二一型 N1K2-J/紫電改 & ハセガワ局地戦闘機 紫電改

上面の塗装です
AOSHIMA、ハセガワ両方同じように塗装します
ここまでくると見分けがつきませんが、主翼上面のパネルラインのリベットの有無で何とか判断できます
写真では右側がAOSHIMA製です

今回は褪色表現を強めに、パネルラインを強調しています
ホワイトを加えて明度を上げた機体色、ファレホの71.007 Olive Greenをパネル中央に塗った後にブラックを50%加えた機体色でパネルラインを強調、その後に機体色を全体の調子を見ながら被せていきました

特に主翼上面と操縦席付近の側面のパネルラインを残すように機体色を薄く被せています

主翼前縁の敵味方識別帯もデカールを使わず塗装します

今回ハセガワの機体にハゲチョロを試してみました
塗装直後の表面がザラザラの状態で、油性鉛筆のシルバーで書き込んでいきます

右側の機体がハセガワ製です

パネルラインの角と合わせ目に擦り付けるように、実機の写真を参考にやってみましたが難しいですね
以前ウェザリングの段階で、光沢クリアーでコートした後に書き込んでみたことがありますが、表面がツルツルの状態では弾いてしまって定着できなかったため、今回は塗装直後の状態で試してみました

あまり入れすぎても汚くなるだけなのでこの程度で終わらせます




1/72 紫電二一型 製作(7)

1/72 AOSHIMA 紫電二一型 N1K2-J/紫電改 & ハセガワ局地戦闘機 紫電改

ハセガワのキットの脚カバーは3分割する必要があります

デカールは1980年代の代物なのでさっさと諦めてRISING DECALを入手

紫電改だけでなく紫電(一一型)も合わせると22パターン収められています
今回2機しか作らないのでちょっともったいない気もしますが、ハセガワの古いデカールはとてもつかう気にはならないので

よく見ると機体によって N1K2-J:前期型、N1K2-Ja:後期型に分かれています
垂直尾翼の大きさで判別するしかないかと思っていましたが、判りやすく説明文に記載されているの便利です
あまり拘らなくてもいいかと思いますが、今回製作するのは2機とも前期型なので9パターンが使えることになります

主翼用が追加で入っていてこれだけでも3機分

機体の塗装です
フラップ上面の歩行禁止線はデカールを使わずに塗装します
ホワイトサフで下地を作り、レッドを塗って乾燥後、0.4mmのマスキングテープでマスキングしておきます

タイヤブラックを使ってパネルラインプリシェイドを入れます
コックピットはマスキングテープで覆ったあとマスキングゾルで隙間を埋めておきます

黒立ち上げ、ファレホのMETAL COLOR ジュラルミンを使います

キャノピーの枠は、いつものマスキング販売さんから入手しても良かったのですが、面倒なのでマスキングテープ細切で済ませてしまいました
やはりきっちりとはいかず拡大して見ると歪んでいます

乾燥後下面全体をマスキング、いつもの過剰マスキングです




1/72 紫電二一型 製作(6)

1/72 AOSHIMA 紫電二一型 N1K2-J/紫電改 & ハセガワ局地戦闘機 紫電改

ハセガワのキットです
いつものようにコックピットから、と思いましたが随分シンプルな構成、座席と操縦桿があるだけです
AOSHIMAのキット1機分が余っていたのでそれを使うことに

右側がAOSHIMAのコックピット

計器パネルはデカールが付いていましたが間違いなく使い物にならないので、余ったAOSHIMAのデカールから流用
AOSHIMAのコックピットを取り付けてみると計ったようにピタリとはまります

シートベルトは、紙創りのシートベルトから余った長いベルトを適当に切ってそれらしく

主翼も貼り合わせて、水平尾翼も取付、「士」の字
若干胴体と主翼の間に隙間が出来ています




1/72 紫電二一型 製作(5)

1/72 AOSHIMA 紫電二一型 N1K2-J/紫電改 & ハセガワ局地戦闘機 紫電改

機体の塗装前に下面はブラックサフ、上面はブラックでパネルラインプリシェイドを入れます

下面は ファレホ METAL COLOR の 77.702 Duraluminium(ジュラルミン)、乾燥後マスキングしておきます

フラップ部分上面歩行禁止線は、今回塗装で仕上げることにします
ホワイトサフで下地を作ってから、タミヤアクリルのXF-7 フラットレッドで広めに塗っておきます

赤い線の部分には、0.4mm幅のマスキングテープでマスキングします
隙間ができないようしっかり密着させておきます

AOSHIMAの塗装図とデカールは全く信用できないことが判りましたので、市販のデカールを求めることにします
その間に、また悪い癖が出て、ハセガワの紫電改のキットも作ってみたくなり、ヤフオクでポチっとしてしまいました
どうせ乗せないのにパイロットフィギュア付き、という文句に踊らされて¥1,000 で購入、1987年というから相当古いキットです
当然デカールは死んでいて使い物になりません

ハセガワの塗装図、かなり古いですがA-15号機は正しく描かれています

パーツ構成はシンプル、点数も少なくバリやパーティングラインも目立ちません
37年前の製品ですがさすがハセガワらしいキットです

デカールは一見綺麗に見えますが使いません

プロペラは厚ぼったくどうもすっきりしていません
なので、余っているAOSHIMAのプロペラを使うことにしました

左がハセガワ、右がAOSHIMA、スピンナーも若干ですが小さめ