1/72 紫電二一型 製作(2)

1/72 AOSHIMA 紫電二一型 N1K2-J/紫電改

シートベルトは、紫電一一型でも使った「紙創り」の残り1組、ファインモールドからは紫電・強風用に出ていますがちょっとお高いので

紫電と同様コックピットはカゴのような形になります

照準器の取り付け方が独特ですね、今まで見たことがありません
計器パネル前方の隔壁から突き出ている感じ、後から取り付けることはできません

’カゴ’の出来上がり

仮組で機体の中に収めてみると、ありがちな隙間はできません
うまく収まっています

計器パネルも良く見えます

紫電一一型のように主翼の上に乗せる感じではなく、機体の中に取り付けるようになっています

日本のメーカーだけにこだわりを感じます

貼り合わせて水平尾翼も取り付けます
どこかのメーカーと違ってイモ付けではありません

エンジンの組立です
指示通りシルバーで塗装し、ガンメタルで隙間に流し込みます

そのままでは味気ないので、一応AKインタラクティブの Engine Wash を軽くかけてみたりしています

エンジンを取付、カウリングも予め中をブラックで塗っておいて

取り付けるとこんな感じ、カウリングと機体との間に若干の段差が出ています

主翼も取り付けて「士」の字になりました

大きな隙間などは無いのですが、合わせ目につけたボンドが若干多かったようで、若干のヒケと窪みがでています
パテで埋めて削っています

機体下面、主翼との合わせ目に若干の隙間がありますが、ここは図面でもパネルラインになっているので完全に埋めることはせず、いつものファレホの水性パテで埋めておく程度にします




1/72 紫電二一型 製作(1)

1/72 AOSHIMA 紫電二一型 N1K2-J/紫電改

紫電一一型に続いて、紫電二一型( 紫電改 )を作ります
キットは同じアオシマ製、箱の大きさも同じです
紫電となっていますが、低翼型の紫電改です

不要(不使用)パーツが若干あります
興味深いのは、着艦フックのようなパーツが付いていることです
試作段階で終わった艦載機型の紫電四一型がいずれ出るんでしょうか

キャノピーはなぜか2種類ついています
使うのは写真右端の「E」パーツのみ

このキットは、垂直尾翼の面積の大きい前期型です

紫電と同様、カラー塗装図が付属しています
デカールは5種類、試作1号機が選択できます、組立の説明では特に違いが無いようですが、まるっきり同じなんでしょうか

塗装図で早くも間違いが、
343空戦闘第301飛行隊、菅野隊長機(A-15)の機体後部塗り分けが塗装図と組立説明書で違っています
色々な資料を見ても、正しくはカラー塗装図、水平尾翼の前縁より真っすぐ下に濃緑色の塗り分けが下りているほうです(写真が残っていますからね)
この程度のことが製品化の段階でチェックされないのでしょうか、アオシマってその程度の会社?と思ってしまいます

シートベルトは紫電一一型ののこり、紙創りの日本海軍機用です
キャノピーのマスキングシートはいつものマスキング販売さんのもの、4機分ついているように見えますが、「E」パーツの閉状態は一番上の物だけです
他の3パターンは、微妙に違うようで今回使えません

主翼と胴体の貼り合わせの前に摺り合わせ、特に主翼の後縁部分は極力薄くなるよう削っています

仮組してみると、歪みや隙間は殆どありません
気持ちいいくらいパチピタ

パネルラインのモールドも浅すぎず多少削っても消えません
カウリングの上下にパーティングラインが入っていますが、これは削ってしまえば取れそうです