1/72 Spitfire LF. Mk.Ⅸe 製作(5)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire LF. Mk.Ⅸe “Red Star”

上面の塗装は、RAFと同じ2色迷彩、迷彩パターンもほぼ同じなので、今まで製作してきたSpitfireと同様に塗装図から型紙を切り出してマスキングします。

このキットの塗装図は、左側面しかありません。なので右側面は型紙が用意できず、箱絵を参考にマスキングをしていきます。

迷彩パターンはRAFとほぼ同じです。切り出した型紙の裏に細切りの両面テープを貼って固定していきます。

ダークグリーン2でグラデーション塗装をします。パネル中央にホワイトを混ぜたダークグリーンを吹き付け、褪色を表現しています。

1/72 Spitfire LF. Mk.Ⅸe 製作(4)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire LF. Mk.Ⅸe “Red Star”

機体の塗装の前に、NATOブラックでパネルラインプリシェイドを入れます。

下面も

RAFと同じ下面は メディアムシーグレーなので、タミヤアクリルのXF-83 メディアムシーグレー2でグラデーション塗装します。

乾燥後、下面全面をマスキング

上面の塗装をする前に、垂直尾翼をホワイトで塗っておきます。

乾燥後マスキング

1/72 Spitfire LF. Mk.Ⅸe 製作(3)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire LF. Mk.Ⅸe “Red Star”

コックピットを固定、照準器を付け、胴体を貼り合わせます。主翼も同様に貼り合わせ、機首のエアーインテークを取り付けます
乾燥待ちの間に尾翼も取り付けてしまいます。

AZmodelのキットでは毎回のことですが、水平尾翼が所謂イモ付けなので、軸打ちをおこないます。
少々太めの0.8mmの真鍮線を使い、尾翼を固定します。

「士」の字になりました。

胴体の合わせ目、主翼との合わせ目をそれぞれ消して、荒れてしまった箇所も磨いておきます。

主翼の内側の短いほうの機銃口を、0.2mmで開口しておきます。

1/72 Spitfire LF. Mk.Ⅸe 製作(2)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire LF. Mk.Ⅸe “Red Star”

いつものようにコックピットからではなく、できるところから始めます。
主翼を上下貼り合わせていきます。

胴体を仮組してみると、ちょうどランナーから切り離したゲートの位置に出っ張りがあって上手く合いません。

赤丸の部分がそれです。ゲートが貼り合わせる面に来ているので削る必要があります。他のパーツも同様で、こんなところにも金型の技術の差が出ているようです。

不要な出っ張りは削って、改めて仮組してみます。歪みは無いので大きな隙間もありません。

コックピットを構成するパーツです。細かい部分にこだわりを持って作っているのはわかりますが、何分にも技術が追い付いていないのでしょう、必ず後で削ったり付け直す箇所が出てきます。インスト通りにはいかないのです。

シートベルトは今回も「紙創り」の製品です。
組み立てたコックピットを機体に取り付けてみると、やはりシートの左右にあるレバーが邪魔して貼り合わせができません。

レバーを一旦外して削って取り付けなおし、やっと胴体の隙間なく貼り合わせができます。

1/72 Spitfire LF. Mk.Ⅸe 製作(1)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire LF. Mk.Ⅸe “Red Star”

旧ソ連へレンドリースされた機体を作ります。
機体は、Mk.Ⅸe 迷彩塗装はRAFと同じパターン、赤い星のついたSpitfireです。
AZmodelのキットは何機目でしょうか、随分作ってきましたが、キットによって品質の差が激しく、毎回苦労する箇所が違います。

例によって箱の裏に塗装図があります。迷彩パターンが左側面しか無いのですが、箱絵を見るとRAFとほぼ同じなので何とかなりそうです。
2番目の機体側面に赤いラインの入ったパターンにしようと思います。

インストはカラーなので最近の製品かと思いますが、毎回パーツ№が間違っていたり、左右逆だったり、どこに取り付けていいのか判らないパーツが沢山出てきたり、とにかく手がかかるのがAZmodelのキットです。

毎回思うのですが、AZmodelの社員はこのキット組み立てたことがあるのでしょうか、この品質レベルで世界中に販売してしまう、チェコの会社の感覚には呆れるほかありません。

毎回尾翼と車輪が余るのですが、はっきり言って使い道が無いのです。

メインのデカールの品質は問題ないのですが、細かいステンシルのほうはあまり良い品質ではなく、主翼上面の黒いラインなどは完成後シワが寄ったり端が剥がれてきて醜くなったりしています。

1/72 Spitfire Mk.Ⅵ 製作(6)完成

1/72 ITALERI Spitfire Mk.Ⅵ RAF

全体につや消しクリアーでコートして、全てのマスキングテープを剥がし、キャノピー中央部と上部のバックミラーを取付、完成です。
プロペラは差し込んでいるだけです。

マーキングは、
R.A.F, No.91 Squadron LIt. Off. Jean Maridor, Hawkings, August 1942

1/72 Spitfire Mk.Ⅵ 製作(5)

1/72 ITALERI Spitfire Mk.Ⅵ RAF

上面は、RAF Ocean Grey と、RAF Dark Green の2色迷彩となります。RAF Ocean Grey には、タミヤアクリルの XF-82 オーシャングレイ2、RAF Dark Green には、XF-81 ダークグリーン2をそれぞれ使います。

まず全面にオーシャングレイ2をグラデーション塗装します。
その後、インストの塗装図をスケールに合わせて拡大コピー、切り抜いて型紙にします。
オーシャングレイ2を残すように、型紙を貼り付けマスキングします。

今回も機体上部(平面図)と側面(側面図)との境界のパターンのズレは大きくありません。細かく切ったマスキングテープでラインを修正しながらパターンを決めていきます。

ダークグリーン2を塗る部分に、再度パネルラインプリシェイドを入れますが、ここで安直にGUNDAMMARKER のスミ入れ用(ブラック)極細・油性でラインを引いてみました。

いつものグラデーション塗装塗装です。

乾燥後、マスキングテープを剥がし、主翼前緑の黄色の帯を塗装、光沢クリアーでコートしてデカールを貼ります。
今回、胴体後方のスカイの帯が少々幅が広すぎることに気が付きました。ちゃんと寸法を測ってマスキングしたつもりでしたが、細切りのテープ1本分ずれていたようです。

デカールは何の問題も無く、ストレスなく貼り付け終わり、後方の帯が広すぎる関係で、胴体のラウンデルと部隊コードの間隔が若干おかしくなっています。

ラウンデルの位置を基準に合わせていますが、「DL」の大きさも塗装図と若干違うようで、塗装図とは違うイメージになってしまいました。

主翼下面のラウンデルもデカールが大きすぎて塗装図の位置には貼れませんでした。若干動翼にかかってしまいこれも違和感が残ります。

デカール乾燥後、再度光沢クリアーでコートして墨入れ、ウェザリングです。
スミ入れを粗目に拭き取りしただけで、ウェザリングというほどのことは今回行いませんでした。結果的に充分汚くなってしまったので。

光沢クリアーでコートする際に、キャノピーは何度も吹き付けているうちに厚塗りになって最後にマスキングテープが上手く剥がれないことがあったので、一応マスキングしています。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20240131_231716.jpg

ダークグリーン2の塗装前に、試しに入れたGUNDAMMARKERのスミ入れ、これは完全に失敗でした。光沢クリアーを吹き付けると黒いラインが浮き上がってきて、スミ入れ塗料では隠し切れないほどクッキリハッキリ目立ってしまっています。
ケガキ針でラインの溝の中を削ってみたり、スミ入れ塗料を何色か重ね塗りしたり、最後はダークグリーン2をラインに沿って筆塗りしてごまかしてみました。

せっかくエアブラシでグラデーション塗装を綺麗に仕上げたのに台無しになってしまいました。

1/72 Spitfire Mk.Ⅵ 製作(4)

1/72 ITALERI Spitfire Mk.Ⅵ RAF

機体塗装の前にパネルラインプリシェイドをファレホのNATOブラックで入れます。

下面にも同様に。

機体下面は、 Flat Medium Sea Grey F.S.36270 の指示なので、近似色のタミヤアクリル XF-83 メディアムシーグレイ2 を使います。
いつものように、パネルラインを残すようにグラデーション塗装を行います。

乾燥後、下面全体をマスキングしておきます。タミヤアクリルは乾燥が早いので乾燥後すぐにマスキングテープを貼ることができますが、これがファレホだとそうはいかないので乾燥後数日、場合によっては1週間近く置かないと駄目なこともあります。
なので最近は、塗り分けや細かいマスキングが必要なところには、ファレホよりタミヤアクリルを使うことが多くなっています。

上面の塗装前に、胴体後方のスカイの帯を塗っておきます。これも乾燥後マスキングして最後に一度に剥がします。

コックピット部分をマスキングして、機体上面を塗装しますが、今回キャノピーを固定して塗装するか、後で取り付けるか、悩みます。

結局、後で取り付けることにしましたが、このキットのキャノピーは3分割なので、塗装後に取り付けた場合の隙間が目立ってしまうことから、前部と後部の固定部だけを取り付けて塗装、中央の可動部のみ後で取り付けることにしました。
前部を固定するために、マスキングテープで中央部を仮止めして位置決めしています。

キャノピーは予め機内色で塗装済みです。

最後に中央部の操縦席内をマスキングして準備完了。

1/72 Spitfire Mk.Ⅵ 製作(3)

1/72 ITALERI Spitfire Mk.Ⅵ RAF

内部の組立が簡単に終わったので、機体を貼り合わせます。

仮組の時は気が付かなかったのですが、機体が微妙に歪んでいます。貼り合わせはおかしくないので、パーツが歪んでいるのだと思います。
削って何とかなるレベルではないのでこのまま進めることにします。

尾翼を取り付けて「士」の字になりました。これだけ歪んでいると、前からと後ろからでは士の字の見え方が微妙に変わってきます。
水平尾翼は文字通り水平に取り付けますが、垂直尾翼に対して直角に、主翼と機体に対して水平にしようとすると、前から見て水平にしても、後ろから見ると片方の尾翼が上がったり下がったりしていて中々「水平」が出ません。どこかで妥協してこのくらいでいいや、というところで固定することになります。

やはりその気になってみれば歪んでいます。

合わせ目を消します。大きな隙間はありませんが、微妙に合わせ目が陥没していたり段差が出来ていたり、パテ埋めしないと削っただけでは何ともなりません。

特に下面の主翼と胴体の合わせ目、ここに大きな段差と隙間が出来ています

キャノピーを合わせてみます。このキットは、3分割になっています。
透明度は良いようですが、若干の隙間はあります。

3分割のキャノピーを固定してから機体の塗装をするのは、塗料やゴミが入り込むリスクが大きいので、最後に取り付けることにします。
なので擦り合わせはここで十分に行っておく必要があります。

合わせ目の段差解消。

機首側面と操縦席後方の細かいパーツを取り付けます。飛んでいかないようにマスキングテープを細切にして押さえつけながら接着します

機首下面のエアーインテークを取り付けます。これで細かいパーツはほぼ取り付け終わり。

1/72 Spitfire Mk.Ⅵ 製作(2)

1/72 ITALERI Spitfire Mk.Ⅵ RAF

仮組してみると、意外にも歪みや隙間はありません。

手の付けやすい主翼から。
ラジエータは、主翼の内側からパーツをはめ込むようになっています。これも今まで作ってきた他社のスピットファイアと違うところです。

貼り合わせ、翼端を取り付けて、内部も機内色で塗っておきます。

コックピットを組み立てます。機内色は、VICカラーのジンクロメートを使います。シートベルトは「紙創り」のRAF用。

操縦席内側の側面の装備品等のモールドは一切ありません。

今回機体内側は筆塗りです