1/72 Spitfire Mk.Ⅷ 製作(4)

1/72 Hasegawa Supermarine Spitfire Mk.Ⅷ RAF

ファレホの乾燥後、そろそろ大丈夫と思われるので、ダークアースの上からダークグリーンを重ねていきます。
塗り分けのパターンは、キットの塗装図を拡大コピーして型紙にします。

側面図は 1.38倍、平面図は1.98倍

ダークアースを残すパターンを切り取って貼り付けます。

平面図と側面図をそのまま切り取って機体に貼りつける方法ですが、境界部分のズレに悩まされることになります。
塗装図の描き方によると思うのですが、今回のハセガワのキットの場合、あまりズレが見られません。特に側面図上部と平面図との境界はほぼそのまま貼り付けて修正必要ない状態です。

合わせ目や危ないところはマスキングテープを細かく切って貼りながら調整していきます。

ほとんど修正必要ないので楽な作業です

型紙が貼り終わったら、ダークグリーンを塗る前に再度プリシェイドをいれます。

ダークグリーンを塗っていきますが、隠ぺい力が結構強いので、そのままではパネルラインプリシェイドがほとんど隠れて見えません。なので、退色表現の時用いた、ホワイトを加えて明度を上げたダークグリーンをパネル中央に吹いて、グラデーションを目立つようにつけてやります。

最後にダークグリーン基本色を全体にかけて調子を整えながら仕上げていきます。

塗装終わり、マスキングを剥がしますが、型紙の固定に細切の両面テープを用いたため、剥がした後に機体側に残っています。これもピンセットを使って塗膜を傷つけないよう取り去ります。

注意して剥がしても、やはりファレホの塗膜は弱く、若干の剥がれが何か所かに見られます。タッチアップで修正。

1/72 Spitfire Mk.Ⅷ 製作(3)

1/72 Hasegawa Supermarine Spitfire Mk.Ⅷ RAF

機体下面の塗装です。タミヤアクリルの XF-83 ミディアムシーグレー2 を使います。いつものようにパネルラインプリシェイドが透けて見える程度に薄く塗装します。

上面は、ダークアースとダークグリーンの2色迷彩なので、パネルラインプリシェイドはVioletを使います。

下面乾燥後、マスキング

上面の塗装はファレホを使いました。2色迷彩なので、71.323 BS Dark Earth 、71.324 BS Dark Green 。まず全面を BS Dark Earthで塗ってしまいます。

乾燥待ちの間、タイヤの塗装です。タイヤ用のマスキングテープ Type1-3 4mmの外周を使います

キャノピーのマスキングは、ハセガワのMk.Ⅷ用のものがあるのでこれを使います。

機体の塗装にファレホを使ったので、乾燥には十分な時間をかける必要があります。でないとマスキングテープを剥がした時の塗膜剥がれで痛い目にあうことになるのです。

1/72 Spitfire Mk.24 製作(10)完成

1/72 SpecialHobby Supermarine Spitfire Mk.24 “The Last of Best” 完成です。

マーキングは、
Spitfire F.24, VN317 / W2-P, RAF No.80 Squadron., BAFO, Gutersioh airbase, British occupation zone, Germany, 1948-49.

1/72 Spitfire Mk.24 製作(9)

1/72 SpecialHobby Supermarine Spitfire Mk.24 “The Last of Best”

主脚の組立です。組み立てと言ってもオレオを取り付けるだけなのですが、インストに示されているオレオのパーツ、実際は随分違います。インストでは、オレオは「D17」のパーツ一つを取り付けることになっていますが、パーツはD17とD18二つを組み合わせることになります。

またパーツを飛ばしてしまったかと思ってあちこち探してしまいました。

小さなパーツです。飛ばさないように集中して瞬間接着剤で固定します。

デカールの貼付けです。ラウンデルのデカールに合わせて切りだした丸いマスキングテープを使って位置合わせをします。

Special Hobbyのデカールは貼りやすく多少古くなっても問題なく使えます。デカールだけはハセガワにも見習ってほしいですね。

折れてしまった主翼の機銃、そのまま付けるとイモ付け状態でまた何度も付け直すことになりかねないので、0.4mmの真鍮線で軸打ちします。

主脚、尾輪を取付、プロペラもスピンナーを被せて差し込みできるように。スミ入れを行い、全体をクリアーでコートしてマスキングを外せば完成となります。今回は、大戦後の機体なので、いつもの完全艶消しではなくて少し半艶を混ぜたクリアーでコートします。ウェザリングもほとんど無し、墨入れをふき取った程度で止めておきます。

最後に、翼端灯をクリアーレッドとクリアーブルーで塗り、排気管(開口しなかったので)の排気口を黒く塗って終了。

1/72 Spitfire Mk.24 製作(8)

1/72 SpecialHobby Supermarine Spitfire Mk.24 “The Last of Best”

迷彩の塗り分け、インストの塗装図をスケールに合わせて拡大コピーして型紙にします。平面図で1.54倍、側面図で1.58倍

型紙が浮き上がる部分には、裏に両面テープを細く切って貼りつけています。既にオーシャングレイ2で全面を塗っているので、そのオーシャングレイ2を残す部分をマスキングしていきます。

側面と上面の繋がりの部分でズレがでます。今回はあまり大きくなかったのでマスキングテープを細かく切って合わせていますが、大きくずれている場合は実機の写真などを見ながら、曲線対応のマスキングテープなどで修正してやらなければなりません。

ダークグリーン2で塗装、マスキングテープを剥がして、忘れていた主翼前緑の黄色の帯を塗っておきます。

主翼両側の機銃は取り外しています。あとで軸打ちして最後に取り付けます。

これで機体の塗装はほぼ終了。

1/72 Spitfire Mk.24 製作(7)

1/72 SpecialHobby Supermarine Spitfire Mk.24 “The Last of Best”

機体下面の塗装です。タミヤアクリルの XF-83 ミディアムシーグレイ2 を使います。パープルのパネルラインプリシェイドをわずかに残すように薄くパネルの中央から塗っていきます。正しい塗り方は、ミディアムシーグレイにホワイトを混ぜながら何段階かに分けてグラデーションを付けていくようですが、最近は簡略化して一発で塗っています。早い話が手抜きですが。

乾燥後、下面全体をマスキングしておきます。

いつもの過剰マスキング

上面は、XF-81 ダークグリーン2 と XF-82 オーシャングレイ2 で塗り分けます。まずオーシャングレイ2で全面を塗ってしまいます。パネルラインプリシェイドを残すように薄く塗るのは下面と同様です。

やはり、というかいつものように主翼の機銃は折れてしまいました

1/72 Spitfire Mk.24 製作(6)

1/72 SpecialHobby Supermarine Spitfire Mk.24 “The Last of Best”

キャノピーは取り付けてから塗装するつもりなので、内部を塗装しておきます。

エポキシ系接着剤で固定、隙間をUVクリアジェルで埋めて硬化させます。

胴体後部の帯を塗っておきます。タミヤアクリルのXF-21 スカイを使います。

スカイの帯をマスキングして、機体全体にパネルラインプリシェイドにはファレホの 70.960 Violet を使います。

1/72 Spitfire Mk.24 製作(5)

1/72 SpecialHobby Supermarine Spitfire Mk.24 “The Last of Best”

機体側をかなり削って、やっとキャノピーが収まってくれました。それでも若干の隙間が残っていますから、固定後UVクリアジェルで埋めてしまわなければなりません。

オプションですが、胴体下面に増槽を取り付けることができます。取付用の穴を開けて、小さなパーツ4本で固定するのですが、そのパーツを半分飛ばしてしまったため増槽は断念、穴も無駄になってしまいました。

機体左側面の昇降ハッチを取り付けます。オプションで開いた状態にもできますが、塗装がややこしくなるので閉じた状態にします。

エアーインテークを取り付けます

爆弾架、それともロケットランチャーでしょうか、主翼下面両側にこの小さなパーツを同じ数だけ取り付けます。穴はインストの指示に従い開けますが、寸法はどうも間違っているような感じです。指示よりも中央寄りに4mmほど寄せて開けるのが正しいようです。

翼端灯は微妙な形のクリアパーツが用意されていますが、これは使わずにUVクリアジェルで盛って削って綺麗に作り替えようと思います。

硬化させて削って研磨して綺麗にできてから気が付きましたが、半分ほど盛って硬化させたところで中に小さな穴を開けて、エナメルのクリアレッド、クリアブルーで着色させておけば良かったと後悔しても後の祭り。

綺麗にできた翼端灯は塗装終了までマスキングしておきます

1/72 Spitfire Mk.24 製作(4)

1/72 SpecialHobby Supermarine Spitfire Mk.24 “The Last of Best”

シートベルトを取り付けます。使ったのは「紙創り」の製品、レーザー加工した紙製のベルトです。加工がしやすいので大変便利なのですが、どうもスピットファイア用ではないようで、内側のY字の部分がありません。

製品の説明書には、バックルなどの金具だけシルバーで塗れば良いということが書いてありましたが、ベルト部分もファインモールドのベルトと同様、カーキで塗ってみました。

操縦席を取り付け、胴体を貼り合わせます。

貼り合わせて、尾翼も取り付けます。合わせ目は隙間は無いのですが窪んでいるような、溝が出来ていたためラッカーパテで埋めてから削ることになります。

何とか綺麗に合わせ目が消せたようです。

キャノピーをマスキングする前に摺り合わせをします。いつものように、ピッタリとは合いません。かなり削って擦り合わせをしていかなければなりません。

1/72 Spitfire Tr.9 製作(11)完成

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire Tr.9 RAF

全体につや消しクリアーでコートして、キャノピーのマスキングを剥がせば完成です。

マーキングは、
Spitfire Tr.9, 9G-Q, MJ 627, 93 years old Czechoslovak veteran of WWⅡ, gen. Emil Bocek flew in this aircraft, Biggin Hill 2016,.

残念なことに、後部席のキャノピーの内側に塗料のようなものが付着していて、取れません。仕方ないのでこのままとします。