1/72 Vickers Wellesley 製作(2)

1/72 VALOM Vickers Wellesley Mk.Ⅰ

VALOMのキットはランナーにパーツの番号はついていません
そのため毎回小さなパーツは探すのに苦労するのですが、今回はコックピット以外の小さなパーツと左右または前後・裏表の向きのあるパーツに番号を振って細かく切り取っています
これで最後にこれはどこで使うのかわからない、といった迷子のパーツがでるのを防ぐことができます
また、番号を振ることで番号のダブりを発見することができます

今回も56番が2つあります
一つは、後部座席の機銃架に使うものらしいのですが、もう一つはインスト上見当たりません、不使用パーツなのかもしれません

機体内部のパーツを取り付けてしまいます
内部のInterior Greenは筆塗りです

胴体側面両側に逆台形の窓があります
クリアパーツなので、隙間を埋めるようにUVジェル 星の雫で硬化させて隙間の無いようにして両側からマスキングしておきます

組み立てたコックピットと内部のパーツも取付け、計器パネルは最後に取り付けます

光沢クリアーでコートしスミ入れをおこないます

最後につや消しクリアーでコートして、計器パネルを取り付けます

適当に何か所かに赤をいれるとそれらしくなってきます

クリアの乾燥待ちの間に、水平尾翼を準備します
ご覧の通りイモ付け気味なのですが、これは固定すれば何とかなるかと思い補強のピアノ線は入れません

主翼下面に取り付けるこの不思議な形状のもの、増槽かと思っていたら何と Bomb container 、爆弾格納器なのですね
胴体が細く格納することができないのでこんな形にしたのでしょうか
これどうやって投下するのでしょう、このまま落とすんでしょうか、不思議です
取り付ける場所に薄っすらケガいてあるので、塗装で埋まって見えなくならないよう彫り直しておきます

続く

1/72 Vickers Wellesley 製作(1)

1/72 VALOM Vickers Wellesley Mk.Ⅰ

何とも言えない不格好な機体ですが、RAFの複座の爆撃機兼偵察機 Vickers Wellesleyを作ります
VALOMの簡易インジェクションキットなので、覚悟して取り組みます
並行して製作中のハセガワのキット(紫電1/48)と比べると(比べてはいけないのですが!)雲泥の差があります

パーティングライン、バリ、ヒケ、押し出しピンが満載、どんな小さなパーツでも削って擦り合わせして仮組して補強しながら取り付けていかなければなりません
でもこのパッケージの箱絵が綺麗、デカールの品質だけは良い、というこれだけの理由で買ってしまうのです
特に英国製の機体は、売れ筋のメジャーな機体のキットはAirfixやeduardから出ていますが、こんなマイナーな機体はどうしてもVALOMやSpecial Hobby、MPMなどの東欧製のキットになります
ふと上のほうを見上げれば、恐ろしいことにVALOMのキットが後5つぐらい棚に積みあがっています
当分手が出そうもない気がします・・・・

パーツ数は少なめ、どういう訳か胴体のパーツが2種類ついています
デカールは使えそうですが、ラウンデルのサイズは確認しないといけません
厄介なエッチングパーツがついています

画像の上にマウスポインターを置きCtrl]キーを2回押すと画像が拡大表示されます

塗装指示ではHumbrolのほかにModel Master、Gunze(Mr.Colorの水性カラー)、F.S.595bの各色が載っています
いつものように使うのはタミヤアクリルとファレホ、VICカラーなので、近似色を探しながら進めます

一見すると図で示されていてわかりやすい、と思ってしまいがちですが実はパーツの取り付け位置が良くわからない、向きがどっちなのか判らない、裏表どっちなのか、と悩むことが多く、パーツの番号もたまに嘘が書いてあったりと、適当に作って検証もチェックも何もなくいきなり出荷しているのでは、と疑いたくなるいい加減なインストなのです

各パーツはまとめて同じ色を塗装していきます
機内色で塗るパーツは、ファレホの 71.010 Interior Greenで塗って乾燥待ち、その間に主翼の組立をします
主翼を上下貼り合わせる前に、中に格納部を仕込んでおきます

主脚根本の狭いところに0.6mmφの穴を開けろとなっています
まさか主脚柱の取付用の穴ではないでしょうね、恐らくこんなものでは固定できないので何かしら補強しなければならないと思います

計器パネルを組み立てます
半円形のプラ板(61)に透明プラ板の印刷したもの(FA)を切り取って貼付け、エッチングパーツ(MP6)、透明プラ板(FB)、最後にまたエッチングパーツ(MP6a)を被せるという5枚重ねとなります
エッチングパーツは予めプライマーを塗ってつや消しブラックで塗装しています

設計者の気持ちはわからないでもないですが、2枚重ねくらいでも充分なような気がします
黒に黒を重ねているので、結局計器の部分にシルバーで色を付けて目立つようにしています

シートベルトは、エッチングパーツを取り付けます
色の指定は、ダーググレーですが、シートと同じ色になってしまうのでライトグレーで塗ってみました

続く

1/72 Handley Page HEYFORD (9) 完成

1/72 Revell Handley Page HEYFORD Mk.Ⅲ RAF

HEYFORD完成です
張線は何とか大きな撓み、弛みもなく張り終えました
下段翼側は固定せずそのままです
下段翼側の穴は深め、ピアノ線は長めにしているので穴の中で遊んでいる感じ、外れることは無いでしょう
いつものファレホ matt varnishをかけて全面つや消しにしています
今更ながら合わせ目の隙間がいくつか目立ちますがこのままとします

Heyford Mk.Ⅲ ‘C’ Flight 102(B)Squadron , RAF. 1938
細部の塗装については、想像あるいは適当に塗っている箇所が多数あります

1/72 Handley Page HEYFORD (8)

1/72 Revell Handley Page HEYFORD Mk.Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ RAF

デカール乾燥後、光沢クリアーでコートしスミ入れとウェザリングです
スミ入れとウォッシングは、上下面共 AKインタラクティブの WASH Dark Brown を使い、凸凹に残すように拭き取ります

今更ながら、主翼上面の接合部、合わせ目が目立ちます

エナメル塗料でウォッシング後、適当に拭き取って汚れた感を出してみました
最後にスモークでパネルラインを中心に陰影をつけるような感じで吹いています

下面には各種爆弾満載
こうしてみると双発ながら重爆なのでしょうか

塗装も終わり、今まで別々に進めていた下段翼を機体に取り付けます
上段翼に固定した支柱は位置を合わせてあるので特に調整も必要なくすんなりと固定しています

この後、張線です
0.2mmのピアノ線を適当な長さに切り、上段翼下面の穴に固定、下段翼上面の穴に差し込んで固定はしません
慌てて固定すると、ソードフィッシュ製作時のようにちょっとした主翼の歪みによって撓んでしまうからです

1/72 Handley Page HEYFORD (7)

1/72 Revell Handley Page HEYFORD Mk.Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ RAF

上面2色目の迷彩、ファレホの71.323 BS Dark Earthを使います
塗分け境界のマスキングは、GREEN STUFF WORLD のマスキングパテで大まかなラインを作り、ダークグリーンをマスクするようマスキングテープを貼っていきます

かなり面積があるので塗料の使用量も多く、単純なパターンの割には時間がかかります

乾燥後、光沢クリアーでコートしデカールを貼ります
年代物のキットにしては何の問題も無く、しっかりとデカールが貼れています

下段翼下面の面積の大きいデカールも難なく貼れています
プロペラは試しに取り付けてみましたが、赤味が強くて若干の違和感があります

デカールの乾燥待ちの間、残った小物を仕上げてしまいます
爆弾はインストでは、アルミニウムとかグレイの指示ですが、どうにも気に入らないので普通にオリーブドラブで塗っています
機銃は全部で3丁、ガンメタルで塗っておきます

操縦席風防は、小さいのでマスキングせずに筆塗りです
梯子が大小2本づつ、計4本付いていますが、使い方が判らないのでとりあえず塗装

1/72 Handley Page HEYFORD (6)

1/72 Revell Handley Page HEYFORD Mk.Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ RAF

あまり意味が無いかもしれませんが一応パネルラインプリシェイドをブラックで入れておきます

下面にも同様に

今回の塗装は、上面ダークグリーンとダークアースの2色迷彩、下面はダークグリーン一色のため、全体にダークグリーンを塗ってしまいます
使ったのは、ファレホの 71.324 BS Dark Green

塗ってから気が付いた合わせ目の隙間、パテで埋めて再度ダークグリーンで塗って隠しておきます

下面も同様パテ埋め、再塗装

折角入れたパネルラインプリシェイドは、やはり見えなくなってしまったので薄めたスモークで強調しておきます

下面も同様に

上下段翼とも同じダークグリーンを使うのでここまでマスキングする必要も無いかと思いましたが、この後ダークアースを塗るのではみ出しや吹込みがあると修正が厄介なのでマスキングをしっかりやっておきます


1/72 Handley Page HEYFORD (5)

1/72 Revell Handley Page HEYFORD Mk.Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ RAF

張線用の穴を上下段翼にそれぞれ開けておきます
0.2mmのピアノ線を使用する予定、穴はやや深めに0.6mmを開けます

正確な位置はわかりませんので、ソードフィッシュと同じような場所に適当に

操縦席、銃座などにマスキング、これで機体の塗装の準備ができました

プロペラを塗装します
恐らく木製のプロペラでしょうから、木目表現に挑戦したいと思います

下地にサンディイエローを塗って、茶色系の油絵具を点付けします
それを筆で混ぜながら伸ばします

綿棒で拭き取り、細筆で木目のようにスジを縦方向に書き入れます

油絵具は完全に乾燥するまでかなり時間がかかるので、ある程度表面が乾いたらクリアーでコーティングしてウォッシングをかけます
エナメルの茶系ウォッシング塗料を全体に塗ってムラになるよう拭き取り、スモークを吹き付けて完成
やや赤みが強いかもしれません

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1/72 Handley Page HEYFORD (4)

1/72 Revell Handley Page HEYFORD Mk.Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ RAF

貼り合わせた胴体と主翼上下を再度仮組して確認します

胴体と上段翼は固定していますが、今回塗装後に上下段翼間の張線を行うつもりなので、下段翼は支柱を固定せずテープで仮止めです

それにしても不格好な機体です
排気管は排気口が前方を向いていますが訳が分かりません

パーツ分割がシンプルなせいかこれまで大きな歪みや変形はありません

下面には爆弾を沢山取り付ける予定

車輪のスパッツを取り付けます

胴体直下と下段翼の間の支柱が折れてしまったので真鍮線で作り直します

若干太めでした

1/72 Handley Page HEYFORD (2)

1/72 Revell Handley Page HEYFORD Mk.Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ RAF

細長い胴体から貼り合わせます
下面にある回転銃座は一応回転するようにしておきます
機銃は最後に取り付け

機体内部はインストによると、Gunship Grey となっていますが、以前調合して残っていた オーシャングレイを適当に塗っておきます
計器パネルはブラックで塗って計器にシルバーを点付け

コックピット廻りはこれだけ、小窓にはクリアーパーツを内側から固定し、UV-LED 星の雫を周りに流し込み紫外線ライトで硬化

胴体は上下貼り合わせた部分の合わせ目を消しておきます

乾燥待ちの間に主翼上下を貼り合わせ

機首の先端にもクリアパーツを取り付けます

先端の分厚いクリアパーツは外側から貼付けます
固定後、マスキング

胴体と機首を貼り合わせます

固定して暫く時間をおきます