1/72 Spitfire LF. Mk.Ⅸe 製作(7)完成

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire LF. Mk.Ⅸe “Red Star”

完成です。
マーキングは、 Spitfire LF. Mk.Ⅸe, pilot Lt. Col. V. A. Matsiyevitch, 26th Guard Fighter Regiment, Leningrad area, spring 1945

1/72 Spitfire LF. Mk.Ⅸe 製作(6)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire LF. Mk.Ⅸe “Red Star”

デカールを貼ります。塗装図の一番派手な胴体側面に赤いラインの入った機体です。AZmodelの金型技術は酷いものですが、デカールの品質は問題ありません。このような長いラインのデカールもしっかり貼り付けることができます。

赤い星を主翼上下左右、胴体側面、垂直尾翼に計8枚貼ります。インストのデカールの番号が全く間違っていて、どれも同じように見えたので適当に貼っていたら、実は若干大きさが違っていたのでした。垂直尾翼に貼る星と胴体側面の星、明らかに逆になってしまいました。

デカールを貼り終えたので、スミ入れとウェザリングです。ウェザリングといってもスミ入れを適当に拭き取っただけで適度な汚れ感が出てくれたのでこれで良しとしました。

主脚、尾輪、アンテナ支柱、プロペラ、ピトー管など細かいパーツを取付、機体は完成です。

最後につや消しクリアーでコートして、マスキングを全て剥がし、キャノピー上部のバックミラーを取り付ければ完成となります。

1/72 Spitfire LF. Mk.Ⅸe 製作(5)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire LF. Mk.Ⅸe “Red Star”

上面の塗装は、RAFと同じ2色迷彩、迷彩パターンもほぼ同じなので、今まで製作してきたSpitfireと同様に塗装図から型紙を切り出してマスキングします。

このキットの塗装図は、左側面しかありません。なので右側面は型紙が用意できず、箱絵を参考にマスキングをしていきます。

迷彩パターンはRAFとほぼ同じです。切り出した型紙の裏に細切りの両面テープを貼って固定していきます。

ダークグリーン2でグラデーション塗装をします。パネル中央にホワイトを混ぜたダークグリーンを吹き付け、褪色を表現しています。

1/72 Spitfire LF. Mk.Ⅸe 製作(4)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire LF. Mk.Ⅸe “Red Star”

機体の塗装の前に、NATOブラックでパネルラインプリシェイドを入れます。

下面も

RAFと同じ下面は メディアムシーグレーなので、タミヤアクリルのXF-83 メディアムシーグレー2でグラデーション塗装します。

乾燥後、下面全面をマスキング

上面の塗装をする前に、垂直尾翼をホワイトで塗っておきます。

乾燥後マスキング

1/72 Spitfire LF. Mk.Ⅸe 製作(3)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire LF. Mk.Ⅸe “Red Star”

コックピットを固定、照準器を付け、胴体を貼り合わせます。主翼も同様に貼り合わせ、機首のエアーインテークを取り付けます
乾燥待ちの間に尾翼も取り付けてしまいます。

AZmodelのキットでは毎回のことですが、水平尾翼が所謂イモ付けなので、軸打ちをおこないます。
少々太めの0.8mmの真鍮線を使い、尾翼を固定します。

「士」の字になりました。

胴体の合わせ目、主翼との合わせ目をそれぞれ消して、荒れてしまった箇所も磨いておきます。

主翼の内側の短いほうの機銃口を、0.2mmで開口しておきます。

1/72 Spitfire LF. Mk.Ⅸe 製作(2)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire LF. Mk.Ⅸe “Red Star”

いつものようにコックピットからではなく、できるところから始めます。
主翼を上下貼り合わせていきます。

胴体を仮組してみると、ちょうどランナーから切り離したゲートの位置に出っ張りがあって上手く合いません。

赤丸の部分がそれです。ゲートが貼り合わせる面に来ているので削る必要があります。他のパーツも同様で、こんなところにも金型の技術の差が出ているようです。

不要な出っ張りは削って、改めて仮組してみます。歪みは無いので大きな隙間もありません。

コックピットを構成するパーツです。細かい部分にこだわりを持って作っているのはわかりますが、何分にも技術が追い付いていないのでしょう、必ず後で削ったり付け直す箇所が出てきます。インスト通りにはいかないのです。

シートベルトは今回も「紙創り」の製品です。
組み立てたコックピットを機体に取り付けてみると、やはりシートの左右にあるレバーが邪魔して貼り合わせができません。

レバーを一旦外して削って取り付けなおし、やっと胴体の隙間なく貼り合わせができます。

1/72 Spitfire LF. Mk.Ⅸe 製作(1)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire LF. Mk.Ⅸe “Red Star”

旧ソ連へレンドリースされた機体を作ります。
機体は、Mk.Ⅸe 迷彩塗装はRAFと同じパターン、赤い星のついたSpitfireです。
AZmodelのキットは何機目でしょうか、随分作ってきましたが、キットによって品質の差が激しく、毎回苦労する箇所が違います。

例によって箱の裏に塗装図があります。迷彩パターンが左側面しか無いのですが、箱絵を見るとRAFとほぼ同じなので何とかなりそうです。
2番目の機体側面に赤いラインの入ったパターンにしようと思います。

インストはカラーなので最近の製品かと思いますが、毎回パーツ№が間違っていたり、左右逆だったり、どこに取り付けていいのか判らないパーツが沢山出てきたり、とにかく手がかかるのがAZmodelのキットです。

毎回思うのですが、AZmodelの社員はこのキット組み立てたことがあるのでしょうか、この品質レベルで世界中に販売してしまう、チェコの会社の感覚には呆れるほかありません。

毎回尾翼と車輪が余るのですが、はっきり言って使い道が無いのです。

メインのデカールの品質は問題ないのですが、細かいステンシルのほうはあまり良い品質ではなく、主翼上面の黒いラインなどは完成後シワが寄ったり端が剥がれてきて醜くなったりしています。

1/72 Spitfire Tr.9 製作(11)完成

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire Tr.9 RAF

全体につや消しクリアーでコートして、キャノピーのマスキングを剥がせば完成です。

マーキングは、
Spitfire Tr.9, 9G-Q, MJ 627, 93 years old Czechoslovak veteran of WWⅡ, gen. Emil Bocek flew in this aircraft, Biggin Hill 2016,.

残念なことに、後部席のキャノピーの内側に塗料のようなものが付着していて、取れません。仕方ないのでこのままとします。

1/72 Spitfire Tr.9 製作(10)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire Tr.9 RAF

デカールを貼り終えたので、光沢クリアーで保護、墨入れを行います。上面はタミヤのスミ入れ塗料(ダークブラウン)、下面は同じく(ダークグレー)、その後、エナメルのスモークに若干のオレンジを混ぜて薄めたもので全体をフィルタリング。全体を薄汚れたような煤けたような感じにします。

塗装しておいた主脚と尾輪を取り付けます。排気管とプロペラも取付け、忘れていたウォークウェイをブラックで塗装します。ウォークウェイはブラックが目立つので、できればスミ入れの前に塗装すべきでした。

側面のデカールは、最初に位置決めしたラウンデルの位置が若干後ろだったようで、「Q」の貼り付け位置が後方の「帯」ギリギリとなってしまいました。一応「帯」も「ラウンデル」位置も塗装図の寸法から換算して決めているのですが、その塗装図が結構いい加減なんでしょう。

主脚の取り付け角度は、インストには特に指示は無いのですが、前作で約70°となっていたのでそれに合わせました。といっても角度を測定しているわけでは無いので大体です。

尾輪も塗装図しか参考にするものが無いのでこれも大体の角度です。ピトー管を主翼下面に付けてこれでほぼ完成です。

1/72 Spitfire Tr.9 製作(9)

1/72 AZmodel Supermarine Spitfire Tr.9 RAF

2色迷彩の塗り分けには、塗装図をスケールに合わせて拡大コピー、型紙にします。平面図は約3.35倍、側面図は2.3倍と1.12倍、それぞれカラーコピーして切り抜きます。

AZmodelのキットは以前製作したものもそうでしたが、上面と側面のパターンのズレが大きく、貼り付けてからの修正が発生します。塗装図の書き方によるのでしょうが、平面図と側面図をそのまま切り抜いて貼っても合わないのは何とかならないのでしょうか。

型紙が浮き上がる部分には、両面テープを細切にして裏に貼り付けています。いつもの「ひっつき虫」は今回使いませんでした。

タミヤアクリルのXF-81 ダークグリーン2で塗装後、マスキングテープを剥がし、忘れていた主翼前縁の黄色の帯も塗ってしまいます。

はみ出したところなどをタッチアップ、細かい部分を直して、デカールを貼ります。いつもは光沢クリアーで保護してからですが、今回は塗装面が意外にきれいなのでそのまま貼ってみることにしました。

ラウンデルはデカールの大きさに合わせて切りだした丸いマスキングテープで位置合わせをしておきます。最低限これだけはやらないと、細かい位置合わせをしているうちにデカールが切れたりバラバラになったり失敗してしまいます。

下面も同様に、

位置合わせには注意していましたが、デカールそのものにはあまり注意を払っていませんでした。貼り付けようとしたらいきなりバラバラに。これではさすがに使えません。

こんな時のために、ラウンデルだけは各種サイズを取りそろえていたのです。

大きさを合わせて貼り付けて、若干ブルーの色合いが違うようですが、このまま使います。

バラバラになったラウンデル以外は、急遽「Liquid Decal Film」で表面を補強して、無事貼付け終了。

キットのデカールは青ではなく、紫といった感じでしょうか