1/48 F-4EJ改 PhantomⅡ (5)

1/48 ハセガワ F-4EJ改 PhantomⅡ JASDF

プリシェイドのブラックラインを避けてパネル中央にホワイトを塗り、ブラウンで汚れが透けて見えるような感じにランダムにアクセントを付けます

下面もホワイトで

機体上面の塗装は、MrカラーのC307、グレーFS36320が指示されていますが、1/72と同様ファレホの近似色 71.120 Dark Ghost Grey を使います
パネルラインが透けて見える程度のグラデーション塗装です

ここで主車輪のホイールとインテークベーンをダークアイアンで塗装します
インテークベーンは、ファーストランプの小穴の部分をマスキングで塗り分けます
このダークアイアンが機体色を塗った時に透けて見えるようにします
車輪のホイールは、いつものように外周のタイヤの部分にタイヤブラック、マスキングしてホイール全体をダークアイアンで塗って、最後にホイール内側をマスキングして、ホイールの縁をホワイトで塗るという段取りになります

機体下面と主翼の制空迷彩の塗り分けです
インストの塗装図をスケールに合わせて拡大コピー、型紙にします
1/72では、フリーハンドで塗ってしまいましたが、1/48はさすがに目立つのでちゃんと塗ります
指示色は、MrカラーのC308、グレーFS36375ですが、近似色としてファレホの 71.046 Pale Blue Greyを使います
この71.046は、実は旧日本海軍機の明灰白色の近似色としても使っている色です

一応グレーFS36375を塗り終わり、マスキングテープを剥がしてみると両色とも極力薄く吹き付けているのでよく見ないと違いがわかりません

主翼を拡大してもあまり違いがわかりません

水平尾翼も同様に型紙を使って塗り分けます

下面色を使って増槽タンクを塗装します
1/72ファインモールドで指定している色と随分違いますが、解釈の違いなのでしょうか、指定色は決まっていると思うのですが

下面に取り付ける細かいパーツも塗装します
細かい塗り分けが指示されていないので、ファインモールドのインストと実機の写真を参考にします

インテークベーンの塗装後です
ファーストランプの小穴の部分が透けて見えるように塗っています

1/48 F-4EJ改 PhantomⅡ (4)

1/48 ハセガワ F-4EJ改 PhantomⅡ JASDF

パネルラインの彫り直し、全体に2000番、3000番で軽くペーパー掛けしておきます

コックピット周辺とエアーインテーク内部をマスキング

下面の前輪格納部もマスキング

キャノピーのマスキングです
ワンピースキャノピーと通常の分割キャノピー、それとキットのタイプによって違うらしく、結局1セットしか使えるものはないということになります

このキットは「PT-7」なのでType2のワンピースキャノピー用を使います

正面風防の中央部分の防弾ガラスを先に塗装します

クリアブルーであまり濃くならないように

マスキングして準備完了

ブラックで下地を塗装

機体全体にブラックでパネルラインプリシェイドを入れます
ついでに尾部もブラックで塗っておきます
本来はグロスブラックを使えばいいのですが、機体のシルバー塗装ではないので

1/48 F-4EJ改 PhantomⅡ (3)

1/48 ハセガワ F-4EJ改 PhantomⅡ JASDF

主翼を貼り合わせます

機首のバルカン砲も取り付けます

ファインモールドのキットと違って尾部は一体型です
塗り分けが結構面倒です
塗装の順番を考えなければなりません

前輪の格納部はブラックの下地にホワイトで塗装済み、機体下面との微妙な段差は無いほうが良いのでしょうが、面倒なのでこのままとします

機体とエアーインテークの接合部の段差は消しておきます

機首レドームとの隙間と段差は特に埋めるほどではないのでペーパー掛け程度で終了

胴体の貼り合わせ部分はやはりボンドの溶剤が抜けた後に若干のヒケが出たため、パテで埋めることになりました

ワンピースキャノピーを合わせておきます
殆ど隙間はありません

すり合わせも特に不要

キャノピーで隠れる部分ではありますが、操縦席廻りを一応ブラックで塗っておきます

機体の組立がほぼ終了したので、ダークブラウンのスミ入れ塗料で全体スミ入れをおこないます
パネルラインの彫り直しが必要なところがないか、確認しておきます

ファインモールドのキットほど繊細ではないですが、微妙なラインが結構あります
特に主翼の上下面のラインは、デカールを貼ったら見えなくなりそうなところがあります

機体後方の合わせ目を消した際に消えてしまったところを復活させます
ドーサルモードテンプレートを購入しておいたのです
テープで固定し彫り直していきます

販売直後に修正パーツが送られてきて、この部分だけはこちらを使うようにということでした
空中給油口のドアの形が違っていたようです

テンプレートがあると綺麗に彫り直しができます

1/48 F-4EJ改 PhantomⅡ (2)

1/48 ハセガワ F-4EJ改 PhantomⅡ JASDF

コックピット廻りのパーツをブラックでまとめて塗ってしまいます

主翼上面の突起を削り落とさなければならないのです
ニッパーで切り落としてみます

やはり傷が残ってしまいパテで埋めることになってしまいました
いきなり余計な作業をしています

何とか仕上げて目立たなくなりました

エアーインテーク内部はブラックの下地にホワイトでややグラデーション気味に

コックピットは、ブラックの下地にファレホの 71.050 Light Grey で陰影をつけるように塗装後、ブラックとスミ入れ塗料のグレーでそれらしく
細かい塗り分けは省略しました

シートベルトは、ファインモールドの Nano Aviation № NC10 現用機用シートベルト4(F-4・F-8)を使用、塗り分けはハセガワのインストを無視してファインモールドの1/72のインストに従っています

インストに特に指示は無いのですが、主翼下面の補助空気取入口は、内側をレッドに塗るようになっていたと思うので、ブラックで塗っておきます

主脚格納部とエアブレーキ内部、一応ブラックの下地にホワイトを塗っておきます

機体内部はコックピットと同様、ファレホのLight Grey で適当に塗って

コックピットを取付、機体を貼り合わせ、機首レドームとエアーインテークを取り付けます

特に大きな歪みも無く、隙間もパテ埋めする必要も無いくらい

1/48 F-4EJ改 PhantomⅡ (1)

1/48 ハセガワ F-4EJ改 PhantomⅡ JASDF

周回遅れのファントム祭りです
1/72のF-4EJとF-4EJ改が終わったので、長いこと棚で眠っていた1/48のF-4EJ改に取り掛かります

インストを見ると2012年となっているのでそんなに古い製品ではないようです

ファインモールドの最近のキットと違って機体の合わせ目が中央に来る分割となっています

ざっと見たところ不使用パーツがいくつかありそうです

このキットを購入した理由の一つが、ワンピースキャノピー

キャノピーのマスキングシートはいつものマスキング販売さんのものを購入済みです
デカールはやはりすごいですね、総数120枚くらいでしょうか
多分丸一日かかるでしょうね

1/72 F-4EJ PhantomⅡ (7) 完成

1/72 FineMolds F-4EJ PhantomⅡ JASDF

F-4EJ 完成です
マーキングは、航空実験団 301号機 岐阜基地



1/72 F-4EJ PhantomⅡ(6)

1/72 FineMolds F-4EJ PhantomⅡ JASDF

脚廻りのパーツを取り付けます
左右の向きと違いがあるので取り付けるギリギリまでパーツ番号の付いたランナーを切り離さずに進めます

ミサイルランチャーも取り付け、下面のパーツは終了

射出座席を取付、塗装済みのキャノピーを取り付けます
最後なので内側にゴミが付いていないか、塗料が浸み込んでないか確認しておきます

流し込みタイプのボンドで固定

ピトー管は、ファインモールドのロングノーズ用
レドームの先端の穴を0.7mmに広げておきます

プライマーを塗ってレドームと同じカウリング色を塗り、これで全ての塗装とパーツの取付が終了、最後にクリアーでコートして完成となります
前作のF-4EJ改と同様、Matt VarnishにSatin Varnishを2:1の割合で混ぜ半艶気味の艶消しにします



1/72 F-4EJ PhantomⅡ(5)

1/72 FineMolds F-4EJ PhantomⅡ JASDF

デカールを貼り終え、保護とウェザリングのために光沢クリアーでコートします

デカールの周りに流れ出した糊を綿棒で拭き取ったのですが、完全には拭き取れないので乾いて汚くなっています

タミヤのスミ入れ塗料 ダークグレーで墨入れと全体にウォッシングをかけます
今回は塗装前にスジボリの彫り直しをしていないので若干心配でしたが、拭き取りで調整し適度に汚れてくれたかと思います

下面も同様にダークグレーで墨入れとウォッシング
平筆で全体に塗りたくってから拭き取ります

射出座席には、ファインモールドの現用機用シートベルトを付けています

細かいパーツにも光沢クリアーでコートし、スミ入れをしておきます

370ガロン主翼下面タンクの塗り分けです
調合したグレーFS26440とグレーFS36622を使います

塗装図に従い、塗り分け境界には波線になるようにしてみましたがほとんどわかりません
このグレーFS26440とFS36622はXF-55 デッキタンが入っているかどうかの違いしかないので見分けがつきません


1/72 F-4EJ PhantomⅡ(4)

1/72 FineMolds F-4EJ PhantomⅡ JASDF

タイヤブラックを使ってパネルラインプリシェイドを入れます

下面にも同様に

上面から、調色したFS16440をパネルラインが透けて見える程度に薄く

下面も調色したFS17875を同様に

上下面塗装終了後、マスキングを剥がします

脚まわりの細かなパーツを塗装しておきます

機首レドームを塗装します
VICカラーのカウリング色を使います

次はいよいよデカール貼りです



1/72 F-4EJ PhantomⅡ(3)

1/72 FineMolds F-4EJ PhantomⅡ JASDF

主翼と胴体を接着してしまいます
コックピット後方のパーツF2を黒く塗っているのは勘違い、ミスです

コックピット廻りをマスキング、機首レドームも接着して、これで機体の組立は終わり

尾部の金属部分を塗装します
下地にブラックサフを塗った後、ファレホのMETAL COLOR 77.723 Exhaust Manifoldで塗装します

0.4mmと1.5mmのマスキングテープを使って金属の焼け具合を表現します
水平尾翼は塗装の順番が逆になってしまったので面倒なことをしています

シルバーとクリアブルー、クリアオレンジ、スモーク、チタンシルバーなどを使ってムラになるよう適当にグラデーションをかけながら高温で焼けたような感じを出してみました

水平尾翼はメタリック部分をマスキングしておきます

車輪のマスキングです
タイヤブラックで全体を塗ってから、マスキング販売さんのタイヤ用6mmで外周のタイヤ部分をマスキング

キャノピーのマスキングもしておきます
いつものマスキング販売さんのマスキングシート、前部風防の防弾ガラスは予めクリアブルーで塗ってからマスキング