1/72 Hasegawa Supermarine Spitfire Mk.Ⅶ ‘Long Wing’ RAF
上面塗装の前に、下面をマスキングしておきます。いつもは、タミヤの曲線対応マスキングテープを使っていましたが、試しに普通のマスキングテープを細切にして主翼や尾翼の曲線部分に使ってみました。極力細く切れば問題なく対応できます。タミヤの曲線対応テープは便利で良いのですが、意外に粘着力が強く、剥がす時に塗膜が持っていかれることがあります。価格も結構高いですし。
下面全体をマスキングするのはいつもと同じです。
上面の塗装です。塗装図指定の、グレーFS36270は、Humbrol Paint Converter で確認すると、近似色にタミヤアクリルの XF-20、XF-53、XF-83があります。
下面にファレホを使ったので、上面もファレホを使うことにします。
ファレホの近似色としては70.870 Medium Sea Grey ということになります。
いままで在庫として持っていましたが使ったことはありませんでした。色の感じはタミヤアクリルのXF-83 メディアムシーグレー2 によく似た感じ、あまり変わりはありません。ただし、購入後しばらく使っていないので濃度が心配、かなりドロドロになっているようです。
キャノピーも忘れずに塗装。
機体の塗装終了、デカールを貼ります。
機体表面が結構綺麗な仕上がりだったので、光沢クリアーでコートしてから、といういつもの作業を飛ばしていきなりデカールを貼ってみます。
やはりというか、いつものことですが、ハセガワの古いキットのデカール、何とかならないもんでしょうか。ぬるま湯に浸けて数十秒後、浮いてきたなと思ったその直後、台紙から剥がれて丸まってしまいました。デカールの材質が結構硬いのでこのままデカールのりやソフターを使って無理して貼り付けても、経験上どうにもならないのがわかるので、ここで諦めました。
ラウンデルの前に貼った、主翼上面の黒いラインは問題なく貼ることができたので、ラウンデルだけがダメなのかもしれませんが、これ以上リスクを負うのは避けたいところ。
という訳で、以前も使った市販のデカールのお世話になります。ちょうど良いサイズのラウンデルが残っていたので一式使うことにしました。
機体後部の機番はデカールを何とか貼って、結局主翼と胴体のラウンデル、垂直尾翼のフラッグは市販とジャンクデカールを貼って何とか形になりました。
計器パネルのデカールを貼った時に、結果的に貼り付けできたのでもしやと思ったのですが、やはりハセガワのデカールは手強かった。Liquid Decal Film を使ってもこうなるのでは、もう手の打ちようがありません。