1/48 紫電一一型甲・乙 製作(3)

1/48 ハセガワ 川西 紫電一一型甲 N1K1-Ja/川西 紫電一一型乙 N1K1-Jb

コックピットを組み立て、機体に取り付けます
AOSHIMAのキットは1/72でしたが「カゴ」のような構造になっていました
ハセガワは1/48ですが設計が古いせいかシンプルな構造です

いつものように、光沢クリアーでコートしエナメルのスミ入れ塗料を使ってスミ入れ、AKインタラクティブのWhite Spiritで拭き取っていますが、乾燥に充分時間をかけなかったせいか、VICカラーのコックピット色が凸部分で剥げてしまっています
綿棒で軽くこすっているだけなのですが、塗膜が完全に硬化していなかったようで、気になりますが目立たない部分なのでこのままとします

ダークグリーン、ブラック、シルバー、レッドで適当にアクセントを付けながら塗り分け

機体を貼り合わせて、主翼、水平尾翼を取付け、「士」の字にします
合わせ目も若干のパテ埋めで消して機体の組立は終了

キャノピーのマスキングは、いつものマスキング販売さんの製品を使います
これが無かったら枠の多い日本機のマスキングは苦行でしかありません、ホントに助かっています

すり合わせの必要が無いほど隙間も無く、塗装後に取り付けることにします

(続く)

1/48 紫電一一型甲・乙 製作(2)

1/48 ハセガワ 川西 紫電一一型甲 N1K1-Ja/川西 紫電一一型乙 N1K1-Jb

順番的にはいつものようにコックピットからなのですが、気になるところから手を付けていきます
主翼の後縁の厚みがいつも気になるので削ることにしています
塗装前はあまり気にならないのですが、塗装してみると本来薄くなければならない部分に端面が出来てそこが塗り残しになったり上下どちらかの塗料がついて目立ってしまうのです

右翼側から削っていきます
後縁だけを削るとかえって隙間が開いてしまうので、中央から後半にかけて面で削っていきます

右翼だけ削って仮組してみると、あまり違いがわかりません

※マウスカーソルを置いてCtrl]キー2回押すと拡大表示となります

結局自己満足でしかないのですが両方削って、いくらか薄くなったつもり、ということにします

コックピットの組立ですが、甲と乙のインストで塗料の指示が随分違います

左が甲、右が乙
機内色の説明で、甲がコックピット色の三菱系と中島系を半々に混ぜるよう指示しているのに対し、乙はカーキーグリーンとコックピット色三菱系で塗り分けるような指示になっています
甲と乙でそこまで違うとは思えないのですが、どうなんでしょう
どちらが正解なのかわかりません

推奨する塗料の一覧も微妙に違っています

悩んでいても進まないので、機内色はVICカラーのコックピット色(三菱系)にします
細かい機器は濃い目のダークグリーンでアクセントを付けることにします

操縦席のシートベルトは、「紙創り」の製品を使います

ファインモールドからも強風・紫電用に販売されていますが、安価な紙創りの製品を使うことにします

操縦席の計器パネルは、デカールが2種類用意されています
計器部分だけ白く透明なものと、黒地に白く計器が印刷されているもの、の2種類ですが、下にフラットブラックを塗って両方貼り比べてみると、違いがよくわかりません
見分けがつかなくなっていますが、白い計器がはっきり出ているのが黒地に白の印刷だったと思います

(続く)

1/48 紫電一一型甲・乙 製作(1)

1/48 ハセガワ 川西 紫電一一型甲 N1K1-Ja/川西 紫電一一型乙 N1K1-Jb

1/72で紫電一一型甲、乙、紫電二一型と一通り製作したついでに、1/48も各型積んであるので一気に片付けてしまうために続けて製作してしまいます

1/48の紫電は全てハセガワ製、甲・乙並行して製作します
パッケージ(箱絵)は随分違いますが、パーツを見ると同じ金型のようで、甲と乙の違いを除けば同じキットを2つ作るようなものです
インストを見るとどちらも2005年の印刷、比較的新しいキットなのでデカールも多分使えるでしょう

まずは、紫電一一型甲から

バリは殆どありません
デカールも綺麗で変色やシミもなく、多分使えるでしょう

塗装説明図は3パターン、試製紫電も載っています
流石にAOSHIMAのような間違いは無いようです

続いて紫電一一型乙

キャノピーなどは甲・乙全く同じものです

主翼下面は違いがよくわかります

塗装説明図は甲と同様3パターン、210空、矢田部空、元山空のマーキングとなっています
塗装図の縮尺が書いてあるのが助かります

※小さな画像は、マウスのポインタを画像の上に、Ctrl]キーを2回押すと拡大表示が可能です

(続く)