1/72 Wellington Mk.ⅠA/C (11)完成

1/72 AIRFIX Vickers Wellington Mk.ⅠA/C , RAF

機体の基本塗装が終了したので、仕上に移ります(写真省略)
・はみ出し、塗り残しの補修(タッチアップ)
・細かいパーツの取付けと塗装
・デカール貼り
・全体を光沢クリアーでコート
・スミ入れ(上面:ブラウン、下面:省略)
・油彩によるウェザリング(上面のみ)
・全体をつや消しクリアーでコート
・残っていたマスキングテープを剥がす

Vickers Wellington 完成です。塗装図の「B」を選択したので、Mk.ⅠAとなります

マーキングは、
”R” Robert, No.20 Operational Training Unit, Royal Air Force Lossiemouth, Scotland, December 1940.
Aircraft recovered from Loch Ness in 1985 and now on display at the Brooklands Museum of Racing and Aviation, Surrey, England.

この機体は、1985年にネス湖から回収され、現在はイギリス サリー州ブルックランズ レーシング アンド アビエーション博物館に展示されている、とのことです

(完)

1/72 Wellington Mk.ⅠA/C (10)

1/72 AIRFIX Vickers Wellington Mk.ⅠA/C , RAF

銃座の枠、今回は細いマスキングテープが入手できたので使ってみようと思います
0.2mm、0.3mm、0.5mmの3種類から、0.5mmのテープを使います
黒地で素材が紙ということなので良い具合の艶消しをそのまま使うことにしました
若干粘着力が弱い感じもありましたが何とか貼りついてくれました
幅の広い部分は、以前購入したホワイトボード用の罫線テープ(2mm幅)を細く切って使っています

爆弾倉です
この扉がどう閉じるのかよくわかりませんが、開いたままの状態とします

大きな機体の割には、搭載できる爆弾が少ないような

塗装指示では、爆弾の塗装はイエローとなっています
さすがに黄色い爆弾ではどうかと思い、オリーブドラブにしています

銃座の取付けです
やはり、すんなりとは入ってくれません
機体側の土台の部分を削って押し込みます

尾部も同様に機体側を削って強引に押し込みます

プロペラは両面つや消し黒、先端を黄色に塗ってスピンナーを取り付けます

アンテナ、レーダーなどを取付、これで機体の塗装は終了です

(続く)

1/72 Wellington Mk.ⅠA/C (9)

1/72 AIRFIX Vickers Wellington Mk.ⅠA/C , RAF

上面の2色迷彩です
ファレホ 71.324 BS Dark Greenを全面に塗ります
わざとムラになるよう薄めに吹き付けていきます

2色目、ファレホ 71.323 BS Dark Earthは、塗装図をコピーして型紙として貼り付けて吹き付けます
境界は少しボカすように縁を浮かしておきます

マスキングと型紙を剥がしてみると、

それなりに綺麗に塗り分けが出来ています

はみ出たところ、塗り残し、細かい傷、剥がれなどタッチアップして直しておきます

(続く)

1/72 Wellington Mk.ⅠA/C (8)

1/72 AIRFIX Vickers Wellington Mk.ⅠA/C , RAF

機体下面は、Humbrol №33 Matt Blackの指定ですが、以前調合した Nightを使います
ファレホを 71.057(100)+71.004(30)+71.050(5)の割合で調合しています
少し青味のかかったつや消しの黒となります

乾燥後、下面のマスキングをしていきます
塗装指示では、下面のNightと上面の2色迷彩の境界が機体の随分高い位置にあり、垂直尾翼も全面Nightなので、全体的に暗い感じになります

胴体側面は窓の上辺まで、機首まわりもキャノピーの縁までNightで塗ることになります

胴体後部の塗分け境界は波線となっています

(続く)

1/72 Wellington Mk.ⅠA/C (7)

1/72 AIRFIX Vickers Wellington Mk.ⅠA/C , RAF

塗装前のマスキング

キャノピーのマスキングは、市販のマスキングシートが入手できなかったのでマスキングテープから切り出しています。
塗装図のパターン「B」Mk.ⅠAとするため側面の窓はクリアパーツにマスキングします
カウリング、機首銃座、上部観測窓(?)、機体下面の爆弾倉、主脚廻りなどを全てマスキング

尾部銃座と尾輪周辺もマスキング

機体上部の観測窓は丸い形状のためマスキングテープではなくマスキングゾルを使用

機体が大きいのでマスキングも大変です

下面の爆弾倉は開いたままの状態なのでここもマスキング

(続く)

1/72 Wellington Mk.ⅠA/C (6)

1/72 AIRFIX Vickers Wellington Mk.ⅠA/C , RAF

結局主翼との隙間は無くなったものの、上部の合わせ目に隙間ができたまま固定してしまいました
目立つ部分なので埋めておきます

ラッカーパテで埋めるほどではないので、いつものファレホの水性パテで埋めて水を付けた綿棒で軽く拭き取って目立たなくしています

この段階で脚柱を取り付けるのですが、ランナーから切り離す際に細い部分が折れてしまいました
ピアノ線で軸打ちして補強します

どう見ても左右形が違うのですが、どうして?

胴体はやはり合わせ目の処理が必要、ラッカーパテでしっかりと埋めてしまいます

下面も同様に

脚柱はここで取り付けてしまいます
どこかの東欧製のキットのように悩むことはありません
インスト通り、パーツにもホゾ穴やケガキ線があって間違いなく固定できます

尾翼も貼り合わせて

胴体に取り付けます

主翼を固定します

続いて尾翼を固定して、やっと「士」の字になりました

(続く)


1/72 Wellington Mk.ⅠA/C (5)

1/72 AIRFIX Vickers Wellington Mk.ⅠA/C , RAF

主翼へのエンジンの取付です
上下貼り合わせる前にナセルを組み立てておく必要があります

下面の状態、隙間があってしっくりきません

内側で干渉しているようで微妙な隙間ができています

あちこち削っては合わせてみて、繰り返しながら、なかなかピタリとあいません
結局主翼内側を広くフラットアルミで塗ったのは全く不要、余計な手間でした

最終的に隙間は無くなったものの、微妙な歪みが出来て上下の主翼が綺麗に貼り合わせできません

貼り合わせる前に一つクリアパーツを付けるのを忘れずに

結局力業で貼り合わせ固定します

とりあえず胴体と合わせてみて、仮組してみます

胴体中央から出ている主桁のおかげで主翼と胴体の合わせ目は意外に綺麗にはまりそうです

大きな隙間も無く、安定しています

(続く)

1/72 Wellington Mk.ⅠA/C (4)

1/72 AIRFIX Vickers Wellington Mk.ⅠA/C , RAF

機体内部の組立です
指示通りに塗り分けながら順番に組み立てていきます

下の図でグリーンで色付けされているパーツは、実は全部オプションなのです
胴体を貼り合わせると見えなくなってしまうことから、拘りたい人はお好きにどうぞ、ということでした

内装が終わったので、貼り合わせてしまいます

(続く)

1/72 Wellington Mk.ⅠA/C (3)

1/72 AIRFIX Vickers Wellington Mk.ⅠA/C , RAF

パーツをランナーから切り離し、同じ色のパーツはまとめて塗装します
フラットアルミで塗るパーツ

こちらは、色毎に番号を付けてわかりやすく、

問題の「Brick Red Matt」で機内を塗り分けます
インストの指示では、この格子状の内側にBrick Red を塗り、格子にはフラットアルミとなっています

まず最初に機体内部全体にフラットアルミで塗っておいて、指示通りに細かく塗り分けるのは面倒なので、薄めたBurnt Umber を流し込むようにサッと塗ってしまいます

格子の表面を軽く拭き取ってこんな感じ
殆ど見えなくなる部分なのでこんなもんで良いでしょう

計器パネルはデカールをそのまま使います

右側部分のデカールは一枚ですが、段さがあるので分割して貼ります

マークフィットのスーパーハードタイプで軟化させてしっかりと密着させます

(続く)

1/72 Wellington Mk.ⅠA/C (2)

1/72 AIRFIX Vickers Wellington Mk.ⅠA/C , RAF

始めに、使用する色を確定させてしまいます
Airfixの指定色は全てHumbrolなので、その都度近似色を探していては効率が悪く進みません。なので、使用する色を全て調べておきます

№.24:Matt Yellow ⇒ 71.002 Medium Yellow
№.29:Dark Earth Matt ⇒ 71.323 BS Dark Earth
№.30:Dark Green Matt ⇒ 71.324 BS Dark Green
№.53:Gunmetal Metallic ⇒ 71.072 Gunmetal

一番困ったのは、№.70 Brick Red Matt 、赤茶色のような今まであまり使ったことの無いような色です
互換表から近似色を調べましたが、手持ちの塗料に無く、近似色( XF-68 NATO Brown )に近い色合いの71.040 Burnt Umber にすることにしました

№.56:Aluminium Metallic⇒ XF-16 フラットアルミ
№.70:Brick Red Matt ⇒ 71.040 Burnt Umber ( XF-68 NATO Brown )
№.78:Cockpit Green Matt⇒ VIC MA045 コックピット(三菱系)
№.80:Grass Green Matt⇒ 71.094 Green ZINC CHROM.
№.85:Coal Black Satin⇒ X-1 ブラック
№.110:Natural Wood Matt⇒ XF-55 デッキタン

内装から、仮組しながら少しずつ組み立ててみます

爆弾槽は開閉どちらも選択できますが、開状態とします

左右合わせてみると、歪みも無くきれいに貼り合わせできそうです

(続く)