1/72 VALOM Vickers Wellesley Mk.Ⅰ
何とも言えない不格好な機体ですが、RAFの複座の爆撃機兼偵察機 Vickers Wellesleyを作ります
VALOMの簡易インジェクションキットなので、覚悟して取り組みます
並行して製作中のハセガワのキット(紫電1/48)と比べると(比べてはいけないのですが!)雲泥の差があります
パーティングライン、バリ、ヒケ、押し出しピンが満載、どんな小さなパーツでも削って擦り合わせして仮組して補強しながら取り付けていかなければなりません
でもこのパッケージの箱絵が綺麗、デカールの品質だけは良い、というこれだけの理由で買ってしまうのです
特に英国製の機体は、売れ筋のメジャーな機体のキットはAirfixやeduardから出ていますが、こんなマイナーな機体はどうしてもVALOMやSpecial Hobby、MPMなどの東欧製のキットになります
ふと上のほうを見上げれば、恐ろしいことにVALOMのキットが後5つぐらい棚に積みあがっています
当分手が出そうもない気がします・・・・
パーツ数は少なめ、どういう訳か胴体のパーツが2種類ついています
デカールは使えそうですが、ラウンデルのサイズは確認しないといけません
厄介なエッチングパーツがついています
画像の上にマウスポインターを置きCtrl]キーを2回押すと画像が拡大表示されます
塗装指示ではHumbrolのほかにModel Master、Gunze(Mr.Colorの水性カラー)、F.S.595bの各色が載っています
いつものように使うのはタミヤアクリルとファレホ、VICカラーなので、近似色を探しながら進めます
一見すると図で示されていてわかりやすい、と思ってしまいがちですが実はパーツの取り付け位置が良くわからない、向きがどっちなのか判らない、裏表どっちなのか、と悩むことが多く、パーツの番号もたまに嘘が書いてあったりと、適当に作って検証もチェックも何もなくいきなり出荷しているのでは、と疑いたくなるいい加減なインストなのです
各パーツはまとめて同じ色を塗装していきます
機内色で塗るパーツは、ファレホの 71.010 Interior Greenで塗って乾燥待ち、その間に主翼の組立をします
主翼を上下貼り合わせる前に、中に格納部を仕込んでおきます
主脚根本の狭いところに0.6mmφの穴を開けろとなっています
まさか主脚柱の取付用の穴ではないでしょうね、恐らくこんなものでは固定できないので何かしら補強しなければならないと思います
計器パネルを組み立てます
半円形のプラ板(61)に透明プラ板の印刷したもの(FA)を切り取って貼付け、エッチングパーツ(MP6)、透明プラ板(FB)、最後にまたエッチングパーツ(MP6a)を被せるという5枚重ねとなります
エッチングパーツは予めプライマーを塗ってつや消しブラックで塗装しています
設計者の気持ちはわからないでもないですが、2枚重ねくらいでも充分なような気がします
黒に黒を重ねているので、結局計器の部分にシルバーで色を付けて目立つようにしています
シートベルトは、エッチングパーツを取り付けます
色の指定は、ダーググレーですが、シートと同じ色になってしまうのでライトグレーで塗ってみました
続く